夕闇に名も無き金魚は色を増す愛されたい人此の指とまれ






あなたが私に名前をつけてくださらないから

水の泡たちが私を笑っています。

ただの金魚に名などいらない。って・・・あなたはお思いなのね・・・。

それなら、私・・・他のどなたかに・・、

名前をつけていただくわ・・・。


私はあなたに名前で呼ばれてみたかった。

そんな、消えて無くなりそうな願いさえ叶いそうになくて・・・。





世間など気にせず彼方に逢いに行く尾ひれの長い金魚になって




金魚なら・・・。

もし私が真っ赤な金魚なら、

お家に連れて帰っていただけますか?

バケツに井戸水を汲んで、

そっと放してくだされば・・・

「ひらひら」と、「くるり」と泳ぎます

あなただけのために・・・・・。

あなたは歳の差を気にされているようだけど、

小さなことは

どうか、気になさらないで・・・・。

金魚は、ただただ赤く・・。

赤く・・いたいのです。








目覚めたら一夫多妻の国にいてジャンケンしたり籤を引いたり








私の中に「その人がそこにいるだけで幸せ」っていう中学生みたいな感情がまだ残っていたことにビックリ
こういう気持ちはプレミアものなので大切にしないとね