風車のあずき

爆弾低気圧で庭にあった不用品が、どこかに・・・

あまり深くは考えないようにしよう。

家の外も荒れていれば家の中はもっと荒れている。

我が家には「冒険家」の他に「刺客」がいる様だ。

「刺客」の名は「風車のあずき」




我が家にやってきた時はこんなにかわいらしかったのに。

その内に秘めていたのはとても恐ろしい悪魔だった。

あるアイテムで突然豹変する。

彼の悪魔を呼び起こすのは



もともとはもう少し大きな猫じゃらしの穂先。

「あずき」の中の悪魔は一日で猫じゃらしを引きちぎり

穂先をもてあそんでいた。

普段は温厚な性格の「あずき」だがこの穂先で遊んでいる時は

うかつに近付くことは出来ない。

あらぶる「あずき」は容赦なく刃を向けてくる。

何人もの罪のない者たちが犠牲になった事か。

最近では犬の様に獲りに行く。

そしてオラの所に持ってきてそっと置いていく。

あずき「もう一度遠くへ」

その要求は何度も何度も繰り返される。




満足げに獲物を持ち帰るあずき。

下手に手を出せばあらぶる悪魔が顔を出す。

暴れ疲れた後にはまたいつものあずきに戻る。

その顔にはクッキリと刻まれた風車が





そんなあずきの背後をとってもケツの匂いで・・・




茶太郎も一発　Ｋ．Ｏ

気持ちよさげに寝ているのでちょっと尻尾をイタズラしたら

衝撃の一枚「奇跡のハート」が・・・






負傷した腕の傷も癒えた気がした。