人生で初の骨折をして2週間。

いろいろと見えてきた事がある。

ギブスをすると痛み以上に

かゆみが敵である事。

2週間たったギブスの中が

手入れをしてもらえない犬の様な臭いがする事。

自分の生き方。

骨折をしたのが金曜日の昼前。

その後病院に行かずに夜まで仕事をし

翌日引かない痛みに病院へ骨折が発覚。

上司に連絡するもとりあえず月曜は・・・

エレベーターなしの3階の事務所

トイレは2階。

ギブスの為スーツも履けない。

そんな状況を伝えているにもかかわらず。

月・水・金と調子はどうだいつから出れる・・・

痛みもひどい状態でそんな事を聞かれる。

仕事中の怪我なので労災だと病院からの指摘もある中

「労災を使うと・・・」

そんなに小さい会社でもないのに。

足を骨折したのに精神的に追い込まれた。

今の会社で頑張るのなら労災も使わず

ギブスが取れる前に仕事に出る事。

そこまでしてもマイナスしかない社内評価。

無理を押して出社するべきなのか。

そんな事に苦しんで何度もかかる電話。

直属の上司は家にも来て説得をする。

「もういいや」自分の中で何かが吹っ切れた。

この会社に残る理由、この町に残る理由。

仕事がないからと飛び出した田舎。

もう誰も住んでいない実家。

原点に立ち返り時間の融通のきく仕事を

探すのもいいのではないか。

今の会社に残り定年まで自分を殺して生きる。

そんな事をしてまで生きている価値があるのだろうか。

もう利用されるだけの人生はと思った。

生きていく為の最低限の収入を得て

有効な時間を過ごす。

そう決めて骨折後の復帰をしよう。

白い目で見られてもいい。

もう会社の為に生きる事はしたくない。

年内になるか数年後になるかは解らないけど。

出来る限り早く準備をして旅立とう。

上ばかりを目指すのではなく

今よりも少し下を目指せば

それほど難しい事ではない。

むしろ納得できる生き方が出来る気がする。

暗くなる前に家に帰る事や

家で起きている時間が1時間程度しかない

そんな生活からの解放そこへ向けて

踏み出そう。