新年明けましておめでとうございます。本年が、皆様にとって、素晴らしい時間になることを祈念しております。

 

スキーは、私にとって趣味であると同時に、人生を豊かにするための「よき友達」です。もちろん、何を趣味にするのかは、個人の自由なのはいうまでもないのですが、残念ながら、若い世代、特に20代の女性がほとんどスキーをしません。正確なデータは見つけられませんでしたが、ある調査によれば、20代の全女性のうちスキーをする割合は、ほんの数パーセント程度のようです。これを裏づけるかのような個人的体験があります。私が、勤務先の大学でゼミ生にスキーをするかどうかを聞いたところ、「する」と答えた女子学生は、これまでたったの一人しかいません…。ご参考までに、「スキーブーム」だった1992年では、この割合は40パーセント近くでした。それから、わずか30年少しで衝撃的なほど、多くの若い女性(もちろん若い男性も)がスキーをしなくなったのです。

 

これには、個人的に寂しい気持ちを持つだけでなく、我が国のスキー界も懸念していることでしょう。

 

さて、ブログのタイトルは、誰がいつ言ったのか不明ですが、自分の望む結果を得たい人の行動を変えるために、よく使われる力強い「格言」のようなものです。原文は英語です。"Insanity is doing the same thing over and over (again) and expecting different results"になります。そして、この言葉は私の今シーズンのスキーに対する取り組みを表したものです。そう、2025-2026年シーズンでは、スキーの練習のやり方を根本から変えることにしました。

 

第1に、ホームゲレンデを「たんばらスキーパーク」にしました。ここは中・斜面がメインであり、基礎練習にぴったりなのです。くわえて、雪上でのスキー可能な期間が長いのも魅力です。通常では、11月下旬からゴールデンウィーク(GW)まで、なんと6ヶ月以上もオープンしているのです(シーズンパスを購入したので、コスパは抜群によいです)。しかも、私の自宅から1-2時間程度で行くことができます。

 

第2に、基礎練習と応用練習の割合を8対2くらいにするつもりです。ここでいう応用練習とは、急斜面やアイスバーン、コブ斜面でのスキーです。こうした雪面条件では、スピードがでたり、エッジが噛まなかったり、ポジションが不安定になったりするために、滑走の難易度が上がります。同時に、自分の滑りの欠点もでやすいので、それらを自覚しやすい。こうして見つかった問題を基礎練習で修正する。この練習の繰り返しにより、自分の滑走技術の向上を狙っています。

 

これまで応用練習は、「高峰マウンテンパーク」「ブランシュたかやまスキリゾート」「ノルンみなかみスキー場」で行いました。スキーシーズン初めの11-12月には、高峰マウンテンパークの「ダイビング・コース」にエキスパート・スキーヤーが大集結します。基礎スキーというジャンルの全国大会、いわゆる「技術選」の上位選手が何人も滑っているので、その人達を観察するだけで、よいイメージトレーニングになります。それにもまして私にとってよかったのでは、ここで昨年12月にアルペンスキーの世界トップクラスのスラローマーだった湯浅直樹さんの滑りを間近で見られたことでした。雪面状況の変化に関係なくスキーの中心に身体をキープする安定感、無駄が一切ない身体の動き、カービングスキーのエッジとサイドカーブを完璧に利用したきれいなターン…。「惚れ惚れするような美しいスキー」とは、まさに、これだとの印象を強く持ちました。

 

ブランシュたかやまの急斜面「スラロームコース」は、私が最も好きなバーンの1つです。この斜面でのショートターンもロングターンも、ターン前半の雪面の捉えや外スキーへのプレッシャーが、中・緩斜面のときより、かなりあまくなりましたが、昨シーズンより安定したようです。おそらく、後傾気味だったポジションが基礎練習で修正された結果でしょう。

 

ノルンのEコースは、私が滑ったときは、カチカチのアイスバーンだったので、かなり苦戦しました。その原因は明らかです。私のエッジングが弱いので、硬い雪面では、スキー板が「ズルっと」滑ってしまうのです。そのため、雪面が「氷」のように固くなるほど、うまくターンできなくなる。さらに、アイスバーンで転倒することへの恐怖心から、ターン前半でのスキーの角づけも、身体が山側に残ることで遅れてしまいます。これらの欠点は、基礎練習で強く意識しています。そして、それらを克服するスキー操作が急斜面のアイスバーンでも無理なくできるよう、まずは基礎練習で身体に覚えさせるようにしています。同時に、滑りのバリエーションを増やすために、ターン前半でスキーをずらして、後半でカービングする、滑走速度を落として安定性を得るテクニックを練習するようにしています。

 

なお、コブ斜面での応用練習は、もう少し積雪が増えた「ホワイトワールド尾瀬岩鞍」「八千高原スキー場」で行うつもりです。とりあえず、ホームのたんばらの「トライアルコース」に自然コブができたときに、何本が滑ってみましたが、自分では、昨シーズンより、安定したスキー操作ができたように感じました。もっとも、「うまく滑れている」という自分の感覚は、あまり当てにならないので、ビデオチェックなどで確認するべきなのは、いうまでもありません。「気持ちよく滑れた」と感じるときは、自分の悪いクセのスキーであることがしばしばなのです。

 

今シーズンこそは、一皮むけたスキーヤーになりたいものです。