麻酔医、鎮痛剤盗んだ容疑で逮捕 国立循環器病センター
国立循環器病センター(大阪府吹田市)で1月、麻薬指定されている鎮痛剤「フェンタニル」30本が麻酔科の金庫からなくなった事件で、吹田署は15日、同科の医師福田稔容疑者(36)を盗みの疑いで逮捕した。福田容疑者は「疲れているときや寝付きが悪いときに自分で使った」と容疑を認めているといい、自宅から空容器30本が押収された。以前にも薬を盗んだことをほのめかしており、余罪を調べる。
調べでは、福田容疑者は1月15日から29日の間に、麻酔科の金庫からフェンタニル30本(1本2cc)を盗んだ疑い。ほかの医師が書いた処方箋(せん)を、薬の使用量が多くなるよう書き直し、在庫数と一致させていたという。筆跡から同容疑者が浮上し、事情を聴いたところ容疑を認めた。
同センターなどによると、同容疑者は麻酔医になって8年目。昨年6月から同センターに勤務し、これまでに週約5件、計約150~200件の麻酔施術をしたという。14日夜の当直まで業務に就いていた。
同センターは15日夜、記者会見し、瀬上清貴運営局長が「誠に残念で遺憾。二度と起こらないようにしたい」と陳謝。同僚らの話として「(福田容疑者の)勤務状態に特に異状は感じられず、関与した手術でも不審点は見つかっていない」と述べた。
金庫をあけるには鍵と暗証番号が必要だが、日中は鍵をかけておらず、暗証番号を知っている麻酔医なら常時開けられたという。同センターは再発防止策として、常時施錠し、開ける際は複数人が立ち会うよう改めた。
医薬品 (麻薬 指定)。麻酔 を目的 として使用される。モルヒネ と比べて、鎮痛作用は強く(強力オピオイド )、作用持続時間は短い。 ドロペリドール と併用されることが多い。
はてなより