英雄


今夜幕が閉じられた

影と共に去り
灰は灰に風は風になる

盲目の世界で独り怯え
彼は舞台から飛び降りた

欲に溺れて先を削る

愚族すらへも慈悲を与えた

英雄は還りさり

彼の消えた空間で

泣き叫ぶは誰の声

消えて分かった己の無能さ

助けを呼んでもこだまするだけ

悲鳴が空を飛んでいる
誰も彼もが知らんぷり
救えども救えども報われぬ

一人だけでは追い付けない

明るみの悪と暗闇の善
未来に希望を持ちながら

英雄は自ら幕を閉じた


文明の想像主が

時計の針を進める度

終末へ向かい走り行く
双子が天を指した時

何もかもが色褪せて

無情の雪が降り積もる

あと何分?

そうねだいたいね

あと何分?

あと五分

あと何分?

もう終わり

不思議なものね

世界が滅ぶのに

頭抱えているだけ

尻を外に出したまま



時は経ち

新たな文明が生まれ

様々な人種が造られ

多様な教えが広まり

意見の相違でぶつかり合い奪い合う

時の番人も呆れ顔

また同じ過ち繰り返し

そして誰もいなくなった

英雄を残して

ペコリーナ



僕の脳内愛玩俺様

屠れ屠れと喚いてる

欲に食らいつく豚達

歩みを止めた牛達

飛ぶことやめた鶏達を

見知らぬ誰かに養ってもらうのか

人間辞めて家畜になるのか

この腐った世紀に瞬間に生まれ落ちてしまった悲劇さ

逆に刺激的に生きていけるよ

お腹ペコペコペコリーナー

自分の未来に何かを遺すの?
誇れるものなど一個も無いのに

こんな所でも生きた証を

墓標に刻むよ
我存在しりけり


マヤ人の予言なんか何時かのおとぎ話

振り返ってみればなんてことないだろ

どんな未来を夢を見たって
そんなのはいわゆる妄想さ

明日、明後日、明明後日、進むよ素直にまっすぐと

この腐った世紀に瞬間に生まれ堕ちてしまった悲劇さ

逆に刺激的に生きていけるよ

お腹ペコペコペコリーナー
トキメキとヒゲキ

初めて君を見つけた時から

僕のハートは君の手の中さ

「美しすぎる」そんなつぶやきを

君は気付いて微笑みかけてくれた

君のお陰で呪縛が解け
初めて手と手を繋ぎあったとき

ありがとうと言ってくれたよね

「いつまでも好きだ」と伝えたときには

すこし困って小さくうなずいてくれた

その日から僕はスーパーマンだよ
君を暗闇からまもってあげるね


スーパーパワーでやっつけろ
二人を邪魔する意地悪たちが
するりするりとやってきて言葉巧みにさらいにくるぞ
僕らを引き裂く外道になんか
愛の力は負けないよ


君のためならなんでもできる

元気がなくても何でもできる

その笑顔があれば百人力さ

例えばあなたが死んでと言うなら
123で崖からダイブ

例えばあなたが殺せと言うなら
456で道路へプッシュ

世界を欲っせばどうにかするよ

火星に行きたきゃ頑張ってみるよ

だからお願い
恐いなんて言わないで

あなたに
全てを捧げたのだから

なにその眼差し
疑惑の眼差し
ぼくがなにをやった

お金をかけたり
生死をかけたり
全部注ぎ込んだのに

他の男に触れんじゃねえ
ぼくだけに笑って

汚れた世界に君は似合わない

救済が必要さ

そいつは悪魔だ

耳貸しちゃだめ

ジャーマネが嘘吹く

家まで行ったよ

チャイムを押したよ

入るのは知ってるよ


ぼくがあげたぬいぐるみ

生ゴミにまみれて

行く着く先は火炎地獄
きみの思い出もすべて焼却

ぼくの涙じゃ消しきれない

冷たくしても泣かないで

君は永久に僕の手の中
その微笑みのままに