ジミニークリケットの散歩道

ジミニークリケットの散歩道

好きに楽しく暮らすシニア女性です。
ミニマリストに憧れつつ、惹かれる物、魅力的な場所も多く、シニア世代になっても、落ち着けずに あっちへふらふら、こっちへフラフラ。人生って面白すぎます。

読んでくださりありがとうございます。
行って、食べて、走って、読んで、作って。
楽しいことが大好き。


映画「JOKER ジョーカー」を観ました。

この映画の内容を知りたくない方は読まないで下さい

バットマンの悪役キャラクターであるジョーカーの誕生ストーリーを リアルにシリアスに描いてあり、スピンオフ映画ではなく、ヒューマン映画として描かれていて、観ていて心が切なくなるシーンもありました。

バットマンと対等に闘う残虐なジョーカーの身の上話は 悲しく切ない生立ちがあったのね〜と、同情してしまいます。


ジョーカーは、ディズニー、マーベルのヴィラン達みたいに魔法や超パワーを持ってないけど、私自身の心の中に飼っている闇や邪悪な心が デフォルメされた形でジョーカーという殺人鬼になってるように感じます。

そうだからこそ、殺したけど 追い詰められてしまった結果だから仕方なかったね。って、同情する余地を私に与えます。(私は人も殺しませんし、残虐でもありませんが、誰でも持つであろう闇は持ってるってこと)

その殺人を同情してしまう程の リアリティな作りが、スピンオフのカテゴリーを逸脱した映画で、とても危険だと思います。本当は映画『ジョーカー』は、単なるエンターテインメントなのに。感情移入してしまうほどに、名作っぽく作られているため、すぐに映画の世界に入り込んでしまう私は 観進めていくうちに、名作に違いない!哀れな人に違いないって暗示にかかってしまいます。この作り方は観る人により危険だと思います。

 貧富の差、生活の苦しさ、上流へのひがみ、政治的不満、母への愛情と恨み、障害の経緯、マスコミ、裏切り、仕事がうまく行かない、ちょっとした失敗、知らなくて良い事を知ってしまった悲しみ、などなど、ネガティブな感情のオンパレード。

そのネガティブ オンパレードが市民権を得たような錯覚に私の感情も巻き込まれてしまったような感覚で、映画館を出ました。

今後は バットマン映画で、ジョーカーを観るたびに、この映画が頭をよぎり、心底 楽しめなくなる気がします。

★★★☆☆