犬山といえば、リトルワールドや明治村も行ってみたいのですがね。
特に明治村にある旧帝国ホテル中央玄関、20世紀建築界の巨匠フランク・ロイド・ライトの設計によるもので、
東京内幸町から移築されてきたその建物はもう建物フェチとしては垂涎の的。
あの、何でもいろんなものに興味がある子供みたいな私ですが...ゴホゴホゴホ。
実は以前に1度行ったことがありますので、残念ですが今回は木曽川の自然に触れてみましょう。
犬山市中心部から木曽川上流に向けて走ること約30分、旧中山道の宿場町美濃太田につきます。
ヨーロッパ中央部を流れるライン川になぞらえてつけられた「日本ライン下り」の乗船場に向かいました。
京都に保津川下りというのがありますが、あれは見るからに急流ですね。
秩父の長瀞下りが似た感じですが....さてこちらはどうでしょう??
絶叫系のアトラクションが大の苦手な私...昔、スペースマウンテンで気絶するかと思いました。爆
なんや怖いかなぁと思いながらもここまでやってきましたが...さてさてどうなりますか。
船は30人乗りですが計40人ほどが2艘の船に分乗、ゆったりとは程遠いけど窮屈ではありません。
小学生以下の子どもさんはライフジャケットを着ますが、大人は要らないようです。
目の前に流れる木曽川を見ていると、ラフティングばりの急流をイメージするのはちと無理がありますな。
日本有数の大河らしく滔滔と緩やかに流れています....これで急流なんてあるの??
でもさすがにデジイチは怖いのでコンデジを手にしていざ....
では出発!!演歌のPVから抜け出してきたかのような船頭さん、めっちゃ男前です。
急流じゃないこともさることながら、まさかの船外機モーター。爆
こういう川下りって熟練の船頭さんが竹竿や櫂を巧みに操って行くもんじゃないの??
確か保津川も長瀞も船外機なんかついてなくて、船頭さんの竿捌きだけだったと思いますが。
しかも、一番最後尾に座ったので、エンジン音がすぐ横で....ヽ(`Д´)ノブチコワシダー!! ゴホゴホゴホ。
ま、急流にもまれてもきちんと犬山まで13km送り届けてくれれば良しとしましょう。←ずいぶん妥協。笑
ごらんの通り緩やかに流れておりますが、時折波立つこともあります。
ざわわわわ....気の小さい私は思わず身構え...なぜでしょう?海の波は全然なんともないのに。
4箇所ほどの急流は「早瀬」と呼ばれ、日本ライン下りのクライマックスです。
でも、あんまり揺れません....船頭さんの熟練の...船外機さばきじゃねぇ。笑
写真で見るとラフティングばりの急流、なかなかの迫力ですな。
確かに、水面が目の高さ辺りに見えてる-っ!!なんてこともあるんですが、あっさり通過。緩やかな流れのところではお得意のアングルを地面ならぬ水面すれすれで。(←落とすなよ。)
基本的には緩やかな流れの中をのんびりと進んでいきます。山の緑がきれいですな。
らくだ岩とかライオン岩とかのお約束のネーミングの奇岩が目の前を通り過ぎていきます。
奇岩の多くは木曽川の永年の浸食によってできたものなのでしょう。
しかし、中にはかつての造山活動の影響を受けたとしか思えないようなのもあります。
この岩なんか侵食だけではありえませんな。宮崎の高千穂峡でも似たような岩を見たことがありました。
名前は...屏風岩。日本全国にいったいどれだけの屏風岩があることやら。
水面を吹き抜ける涼やかな風を期待していたのですが....暑い!!
風はないわ、逃げ場はないわ....となりのアラフォー女子は、「日焼けが-っ!!」と叫...ゴホゴホ。
確かに帽子もなく、安全上日傘は持ち込み禁止の状態で、かんかん照りの日差しにさらされると暑いですな。
アラフォー女子、ただでさえ色が黒いのに....
向こう岸を行く高山本線の列車、たった2両がのんびり感に拍車をかけます。
13kmを約50分で下ってきました。
終点は犬山橋、犬山の町と橋の向こう側に犬山城の国宝天守閣が見えてまいりました。
海ならともかく、市街地から一段下がったこの位置から町を眺めるというのはなかなかできない経験ですな。
あと数分で下船ですがおもしろい写真が撮れそうです。
あ、犬山橋を名鉄パノラマスーパーが通過中。笑
犬山橋をくぐりぬけるとしばらく進んで犬山城に近づきます。
橋桁越しと水面からの天守閣はここからしか撮れません....も、もっと近づいてくれ-!!
木曽川上から見上げるような視線で天守閣の撮影が!!....と期待させておいてあっさり反転。
やはり、終点は犬山橋下なのです。お城直下まで行くときっと人気出るのに。
無事下船したあとは、シャトルバスで再び美濃太田へ....で、また犬山に帰って来ました。笑
先日ご紹介した岐阜県側からの犬山城の写真はこの時撮ったものです。
名鉄の新鵜沼駅近くのコインパークに車を停めておりましたが、撮影の帰り道....!!!
ようやく発見。名鉄空港特急「ミュースカイ」。
本当は犬山橋を渡る瞬間をとらえたかったのですが、すでに陽は傾いてきました。時間がありません。
空をイメージしたブルーの車体は、赤い(正確にはスカーレットというのだそうです。)車両でおなじみの名鉄の車
両の中ではひときわ異彩を放っております。
17:00犬山出発、大津到着は19:15。
最近岐阜、愛知県内の名神をよく利用していますが、必ず買って帰るのが「さんわの手羽先」。
20本入り2,400円で、パッケージ自体が保冷バッグになっているので遠距離の持ち帰りも安心です。
8時間は保冷剤が持つそうですので、首都圏近辺にお住まいの方でも大丈夫です。
本場名古屋の(←ちなみにここは岐阜県養老町。笑)手羽先が自宅で簡単にいただけますよ。
これ、めっちゃ美味いっす。おススメです。あらかじめ1度揚げてありますので、オーブントースターで手抜き可。
しかし...川下りに、電車に、手羽先。なんちゅう脈絡のない記事だこと( ´艸`)プププ
なんにでも興味を持つ性格で、どうでもいいことに一生懸命ですがなにか??
ちなみに紹介記事の電車アイコンはちゃんとその路線のものを毎回使用しております。爆
(今回は中央本線の旧しなの381系パノラマ車を使用しています。ワイドビューひだがなかった...)
犬山ドライブはこれにておしまいおしまい。
■日本ライン下り
++美濃太田乗船場++
JR高山本線 美濃太田駅下車 タクシー5分
名鉄犬山線 犬山遊園駅下車 徒歩3分