寒くなってきましたね。冬はやっぱりふぐですな。
いや、ふぐだけじゃなくて冬は食べ物全般に美味しいのですが.......笑
サラリーマンの懐にはなかなか縁がないふぐ、そんなふぐを......食べてきました!
しかも場所は祇園の花見小路というロケーション。
このロケーションで1万円を切るふぐのコースがいただけてしまうのは、こちら、「たらふく」さんです。
その名の通りふぐ料理たらふくいってみましょ。
ふぐの何が好きってこのいちばん最初に出てくる皮の湯引きが好きなんですよ。
あ、湯引きだけが好きなわけじゃなくて、全部好きなんですけどね。
コリコリくにゅくにゅした歯ざわりがたまりませんな。
スダチをぎゅぎゅっと絞って、よく混ぜます。
ネギの香りと、ぴりっとしたもみじおろしにポン酢............でも海苔っているか?
で、早くも真打登場!てっさ。
お値段がお値段なので、大皿に菊の模様とか鶴の模様なわけはないです。
でもこのひと皿を独り占めってのはうれしいっすね。
こちらもスダチを絞って、ネギをくるくるっと巻いてポン酢でいただきます。
贅沢を言うなら、ふぐをいただくときのポン酢は絶対の絶対橙のポン酢がいい。
ボクは下関で生まれたのですが、母はふぐの調理ができました。
ポン酢はばあちゃんの育てた橙で自家製のポン酢をつくっていただいてました。
そのころはふぐなんてお味噌汁に入れてたぐらいしょっちゅう食べてたのに。
ホントは1枚づつちまちま食べるんじゃなくて、ささーっとやってみたい!オトコのロマンっす。
てっさを目の前にするとみんな異口同音に言わはりますよね。笑
まぁ、もしこれが大皿だったとしても貧乏性なので、そんな真似はとてもとてもできませぬ。でもやってみたい。
現実には....ちまちま食べててもあっという間になくなっていくのが寂しすぎます。
次はから揚げ、つけあわせに素揚げのしいたけとにんにくという取り合わせ。
あれ、肝心のふぐが見えませんな。
表面はかりっと、中はしっとりして美味いですね~。ビールもすすみますな。
ふぐは骨ばなれがいいので特にから揚げには向いてると思います。
2個だけですが、最近お取り寄せで安く大量に売ってるのもありますね。(たぶん、シロサバフグですが。)
ホントはもっとガッツリ食べたい!から揚げ。
さて今度はこちらのお店オリジナルのふぐの炭火焼。
お醤油系のたれに、たっぷりとトウガラシがかかったピリ辛味、ちょっとめずらしいですね。
ふぐのみりん干の乾燥してないやつみたい。
これを卓上火鉢の炭火で焼きます。
身はじっくりと両面を、皮は片面だけをさっと焼いていただくのだそうです。
しばらくすると皮と白ネギの焦げた香ばしい香りが漂ってきます。
半生ぐらいでもう、辛抱たまらんっす。
表面はぱりっと、でもぷりぷりくにゅくにゅ感の残った皮の味わいは絶品ですな。
身よりも皮の方が美味しいです。さすがにこちらのお店の名物だけのことはあります。
さて、ふぐといえばやっぱりお鍋、てっちりですな。
ぷりぷりの身がでんっと鎮座いたしております。骨ばっかりで食べるとこあんまりないって分かってても
どきどきするこの瞬間。笑
そのぷりぷり感と艶やかさをもちょっと近くでご堪能くださりませ。
われながらこの写真は美味そうです。キーボードたたきながらおなかが騒がしくなってまいりました。
なんちゅ-艶やかさ、この身のぷりぷり感がたまらん。
お鍋にさっと入れて、あんまり煮立たせないうちにささっとお皿にとって。
骨ばっかりかと思いきや、思いのほかしっかりと身がついています。
野菜もあるけどとりあえずほったらかしでふぐ!!
しっとりとした身がいいですな。パサパサ感はまったくなし、いいものを使ってるのでしょう。
こちらのふぐは下関直送だそうですよ。
〆はお店の方が付っきりで作ってくれるふぐ雑炊。
この玉子のふんわり感はなかなか真似できませんね。
お鍋にでた、ふぐ旨みをすべていただいてしまう雑炊、考えてみりゃ贅沢ですな。
デザートもついてますよ。
ただし!やっぱり大皿盛のてっさをささ-っとやりたいっ!!
あと、煮こごりとひれ酒も........3年ぶりに生まれ故郷下関への想いが募ってまいりました。
2年前35年ぶりに行ったところだというのに早いですな。笑
なんてうかれているボクにこのあと災難が起ころうとは知る由もなかった。
なぜ知る由もなかったのかは............知る由もない。笑
■ふぐ 魚匠料理 たらふく京都祇園店
京都市東山区八坂新地清本町359(四条花見小路上がる100m西側)
tel.075-551-2941 open17:00 ~ 24:00(日・祝 23:00)
web.http://www.gnavi.co.jp/ohkura/tarafuku/
(クーポンあります。)