島根里帰りの旅【親父の手料理】 |   + Mother Lake +

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晩御飯です。今日は父の手料理。笑



ここでひとつ説明を。


ボクの両親はいわゆる熟年離婚ってやつでして父は実家で一人暮らし、母は妹と松江城のお堀端あたりに住んでいます。(これを説明しとかないと里帰りの話はどうもややこしくって。)


oyaji


昭和17年生まれ、身長182㎝の屈強な海の男、健康オタクでウォーキングと手話を趣味にするちょっと変わり者の父、船の上での生活が長かったので声がでかい。(波の音や機関の音のせいで)

ちなみに今でも腕相撲はかないません。(↑の写真、後姿が父です。)


手料理なんて宇宙の遥か彼方ぐらい似合わないのですが、船乗りだった父は魚をさばくのなんて朝飯前.............と言っても晩御飯ですが。笑



今日のために手配していたお魚でお刺身の盛り合わせです。




鯛、それも2種類、真鯛と連子鯛です。ちなみにちょうど真ん中あたりの色が黄色っぽいほうが連子鯛、その下になっている桜色のほうが真鯛です。
あとは朝ごはんの時のアジ、そしてさざえです。奥に見えるぶった切っただけの胡瓜がいかにも親父らしい。




連子鯛はもっぱらお吸い物なんかに使うことが多いのですが、今回手に入ったものは大きかったのでお刺身にしたのだそうです。

お味のほうは真鯛と比べるとさっぱりしています。


ツマがなかったので庭に生えてる南天の枝とせりを採ってきたらしい。なかなか芸が細かいな。



父に教えてもらったのですが、お魚は氷詰めにして一昼夜放置プレイにしたほうがいいのだそうです。
そのほうが甘味が出るのと身が幾分しっとりしていいんだとか。(食べ頃は氷詰めにしてから24~30時間後)
とれたてをお刺身にすると歯ごたえばかりでうまみが少ないのだそうです。..............ってもっと早く教えろって、何年親子やってんだか。



もう一品珍しいものウチワエビ。(上の写真の白いのがそれです。)




見かけは悪いけど、伊勢海老にも劣らない濃厚なお味でぷりっぷり。

もし新鮮なのが手に入ったらぜひお刺身試してみてください。でもなかなか手に入らないんですよね。

殻はおだしを取って味噌汁に、これもうまい。


親父、なかなか腕を上げたな。



ごはんは本人曰く絶対の自信を誇る、さざえご飯。
最近帰るたびに食べさせられるけど、ホントにうまいと思う。4杯も食べてしまった。笑




お酒は、お土産に買って帰ったボクお気に入りの芋焼酎「一刻者」、まぁ親父、酒はほどほどにしてな。