なんちゃってキャディの頃のお話★池ポチャ編

ゴルフコースにはわざわざ池やバンカー(砂場)を作ってくれてます、

あたしにはありがたくもない迷惑な話です

安っぽいコースのバンカーは硬くて入ってもさほど困る事はありませんが、いいコースだと砂もサラサラ～足を踏み入れたらズンと沈んでしまいます。
腑に落ちないのは、同じバンカーに入っても足跡が深くない子もいます。

なんか・・あたしの足跡って・・あの子に比べると・・結構砂が苦しそう・・押しつぶされた感じ？

プレーでバンカーから出れなくなって半泣きになった事もあれば、砂が目に入ったり、砂と一緒に枯葉の破片が眼球に張り付いて眼科で取ってもらった事もあります

病院嫌いなのに・・・

キャディでは逆にバンカーから出れなくなったお客さんをどう救うか・・

なんちゃってキャディルール発動するしかありません。

本来、バンカー内に入った時、打つ前のみアンプレヤブルを宣言出来ます。せっかくコースにみえたんだからバンカーも楽しんでもらいたい。でも進行が遅くなると帰ってからドヤされる

2、3回楽しんでもらったら1ペナ払って出てもらってましたo(^▽^)o

もちろん競技会でそんな事やっちゃったら失格です


ある日、池に球が入っちゃいました。

お客さんにはそのまま進んでもらい、あたしはピッカーという球拾いアイテムを持って池へ

感じの良いお客さんだったので、ちょっと無理して手を伸ばしてすくいました


すくった次の瞬間、滑りました(￣ー￣)


足元が滑りました(￣ー￣)

そのまま、あたしは池の中へ・・

まぁ、膝くらいまででしたが(￣ー￣)

もちろん、恩着せがましく球をお客さんにお届けしました(￣ー￣)


あたしなんか足元にも及ばない落ちっぷりのベテランキャディさん。

内面からも外見からも貫禄120パーセントのキャディさん。

ある日、クラブハウス真ん前の名物池に落ちた球を拾ってる最中にザボーンとダイブ。

胸まで浸かりました

クラブハウスで作業中に目撃あまりのサプライズで助けに行く考えも浮かばず次の動きを見てました


スラッとしたお客さんが「大丈夫？」と声をかけました。

ベテランキャディさんは、その優しく心配してくれたお客さんに

「早く引っ張って‼」

と言いました

そして、両手で引っ張って助けあげようとしてくれているお客さん・・


だって～貫禄キャディさんは池の水も染み込んでてただでさえ・・なのに・・余計・・だから・・いくらメンズでも・・


逆に池の中に引きずりこまれてました

見てたあたしたちは、笑ってはいけない事など重々承知です。職員としてというよりも人間として人の不幸を笑ってはいけません


もう、立ってられなくなりました・・笑いすぎて力が入りません

真冬の池は冷たかっただろうな・・


あたしは夏前で、膝までだったから良かったなぁ～。

あたしが落ちた池。

先輩がダイブした池。


もうすぐゴルフが気持ちいい季節が来ますo(^▽^)o








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