先日、陸上の為末選手が引退に際してツイッターでこんな風につぶやいていました。
「朝起きて、アキレス腱が少し腫れて痛む事に気が付いて心臓がひやっとしましたが、ふと冷静になってみて、ああ、もうアキレス腱が痛かろうがなんの問題もないんだなあと、ほっとしたような寂しい気持ちになった。まだ少し現役が終わった事に慣れてないようで。」
今僕はまさにこんな気持ちです。
これまでの人生では、良い練習をすることが毎日の生活の最優先事項でした。
選手を引退することは単に練習をしなくなることではなく、選手であるという、ある種のストレスから開放されることでした。
ただし、単なる開放感だけではなく、長い間生活の一部だったものが急にどこかに行ってしまった、そんな寂しさや戸惑いの気持ちがあります。むしろそちらの方が大きいようです。
でも「後悔」は少しもありません。
これまで自分自身で「やる」ことを選んできたように、「やらない」ことも自分で決めました。
自分自身と十分に向き合って、人生の新たなステージに進むために下した決断です。
とはいえ、エアロビックが僕の人生から消えてしまうわけではありません。
これからは僕の大好きなこのスポーツが、もっともっと素敵なスポーツになれるように、全力で応援したいと思っています。
ですから、今後の活動もみなさまに見守っていただけるよう、この「エアロビック冒険記」はまだまだ続きます。
今後とも、諏訪部和也を、そしてエアロビックを応援していただけますよう、よろしくお願いします。