こんにちは。
長野県での地震・・・・まだ詳しいことが分かりませんけど、どうか・・・1人でも2人でも、被害にあわれた肩が少なくすみますように・・・
続いての激しい余震なんかが起こりませんように・・・・
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昨日は朝・夕と、スペシャルオリンピックスの卓球練習!と、1週間の仕事の疲れをスポーツの疲れに置き換えるべく(笑)気合いを入れておりましたら・・・
なんかの手違いで・・・
午前の練習はなし(@o@)
私と、ナショナルゲームに一緒に行った51歳のアスリート、そして小学?中学の女子アスリートとそのお母さん・・・練習会場の入り口が閉まってて、「今日はどうなったんでしょうねぇ?」と・・・
「???(。>0<。)」な感じで1日がスタートしてしまいました
まあ、練習の予定変更はあるでしょうし、それを1人のヘッドコーチから(しかも卓球の場合は、メールもされないおばあちゃんですし)、全てのアスリート・ファミリーに漏れなく連絡を取ることの難しさは重々理解しているので、これは“いたしかたなし”と、解散しました
でも・・・夕方の練習だけでも・・・本日、筋肉痛でブログ投稿をば・・・f(^^
ナショナルゲームの振り返り、3回目。
11/3の最終日、「決勝」と「閉会式」。
前回書きましたとおり、我が京都の2人は予選では1勝もできずでした。
私自身は、まだスペシャル自体が・・・つまりは知的障害の子たちと接するようになってから・・・まだ2年もたっておらず、今回の卓球代表の子たちとは、ほんと日が浅い付き合いなので・・・
「その子の本音」「本当に言いたいこと」を、コミュニケーションの中で掴むのが難しいものですから、1勝できなかった事を、本人たちがどう受け止めているのか、なかなか把握しきれません(w_-;
決勝は4試合総当たり・・・私の本音は「1つでも勝たせてやりたい!」
ただし、スペシャルの理念は・・・
スペシャルオリンピックスで大切なものは、最も強い体や目を見張らせるような記録ではない。
それは、各個人のあらゆるハンディに負けない精神である。
この精神なくしては勝利 のメダルは意味を失う。
しかし、その気持ちがあれば決して敗北はない。
ですから、それを(私の本音を)アスリートに押し付けることはできません。
アスリート自身の口から「勝利への欲求」が口にされない限り・・・
で、決勝の朝の実際の会話がどうなるかというと・・・
私:「今日はいよいよ決勝やな。どんな試合したい?」
ア19歳:「頑張る!」
ア51歳:「・・・・・うまいことしたい」
私:「昨日は、最後まで頑張ったもんな! 2人ともあれで良かったんやで。」
ア19歳:「良かった!」
ア51歳:「・・・・・・とりあえず頑張れた」
私:「今日はどれだけ頑張れるかな?」
ア19歳:「もっと頑張る!」
ア51歳:「・・・・・・ぼくも」
私:「よっしゃ! じゃ、もっと頑張るのに今日は目標!・・・コーチのお願い!」
「2人とも、昨日より1試合でもいいから、昨日より1点でも多く取ろか!」
ア19歳:「1点取る!」
私:「こら 1点じゃアカンがな(笑) 昨日より1点でも多く取るんやで。」
ア19歳:「分からん!」
ア51歳:「・・・・・(コクコク)」
私:「できたらなぁ・・・・1本でいいから、スマッシュもして欲しいなぁ」
「別に決められんでもいいから・・・昨日、ハエ叩きの練習したやろ?(笑)」
ア19歳:「した!」
ア51歳:「・・・・・・(コクコク)」
私:「まぁ、とにかく、昨日より頑張れたらいいな!」
・・・・という感じです。
とにもかくにも、1泊2日行動を共にしてきたことで、なんとか“壁”感なくコミュニケーションはとれるようになってきたかな?というくらいで、決勝へ突入です(●´ω`●)ゞ
決勝とはいえ、前日の予選とやることが変わるわけではありません。
始まってしまえば、もう私にしてやれることは、応援してやることだけです。
予選の結果、再組み合わせがされて・・・
それぞれの組(ディヴィジョン)は5人の総当たりで、1人4試合。
なんというのか・・・再組み合わせされたとはいえ、組の殆どは昨日コテンパンにされた同じ相手なので・・・
「あぁ・・・厳しいなぁ・・・」という感じでした。
(アスリートはどう感じていたか分かりませんけどね)
1試合目、2試合目、3試合目・・・・予選と同じようにコトが運んでいきますo(TωT )
2人ともコテンパン・・・
「1点多く取るのもアカンかなぁ・・・(ノ_-。)」と、祈るような気持ちで、あの子たちの頑張りを見ていました。
でも・・・4試合目・・・
ついに・・・ついにその時がやってきました!
まずは51歳のアスリート。(くどいようですが、私より年上ですけど、あえて“子”と書いてます)
昨日までは「6点」止まりだった子が・・・・・
4試合目の2セット目、7点目を奪取!
思わず心の中で「よっしゃ!」とガッツポーズです
本人が気づいてなさそうなのが玉にキズでしたけど(笑)
ところが、3セット目・・・なんと続けて更新、8点目!!!
さすがに本人も「昨日より多く取れた」ことに気付いたようです。
キョロキョロしだします・・・・「俺を探してんのか?」
京都控え位置から、試合が見易い位置に移動してたので分からなかったようで・・・
応援席から手を振ってやります。本人もやっと私を見つけました。
本人・・・・感情表現の苦手なあの子が、いつもの「コクコク」を必死にやってます。
思わず私も「コクコク」で応えます(笑)
試合はまぁ・・・結果的にその子は4銭全敗ではありましけど、昨日より点を多く取れたのが2セットもあっただけでもう十分です。
「よく頑張った・・・」、「いい土産話できたよなぁ」です
と・・・感慨にふける間もなく、はたと気づきます。
「はっ!? もう1人はどうや???」
同時に試合してるもんで、すっかり忘れるとこでした・・・
見やすい位置に移動すると・・・
「うえ??」
・・・・2セット目・・・・なんとリードしているではありませんか!!
1セット目は取られてましたけど、もしかして・・・もしかして「セット取ってまう??」
私の興奮をよそに、本人はいつもどおり(笑)
スマッシュ決められると“頭を抱えるクセ”を出し、調子にのると跳ねるように動き・・・
「あ、とりあえず楽しんでるな って・・・アイツ・・・分かってんのか?」
結果・・・2セット目を奪取!!
私:「もういい・・・もう十分・・・・」
なのに、本人は淡々と3セット目へ。(分かってんのかなぁ・・・)
・・・・・・・・・・・・・ドキドキ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・ドキドキ・・・・・・・・°・(ノД`)・°・
・・・・・・・・・・・・・・・!!! 勝ってもた!!!
もうダメ・・・・
勝手に涙が出てきます
本人は・・・・
淡々と、いつもどおり・・・
「やっぱり・・・・分かってんのかなぁ、アイツ・・・」と、涙が出ながら苦笑いです(笑)
最終結果は、1勝3敗。
「それがどうした!」です。もう・・・
「2人とも、昨日より頑張った! 最後まで頑張った!」
2人とも・・・・「敗北」なんかしなかった!!
全ての試合が終わり、控えに帰ってきた2人。
私:「2人ともよう頑張ったな!」
ア19歳:「頑張った!」
ア51歳:「・・・・・(コクコク)」
私:「昨日よりたくさん点取れたな!」
ア19歳;「取れた!」
ア51歳:「・・・・・・やった・・・・」
私:「帰ったら、いい報告できるな!」
ア19歳:「できる!」
ア51歳:「・・・・・(コクコク)」
コミュニケーションは相変わらずですが、とにかく2人とも表情に「安堵感」が感じられたので、とにかくもう・・・「良かった・・・これで笑顔で連れて帰れるかな・・・」と、思わずポロリとなりそうなのを必死にこらえる始末となってしまいました(笑)
表彰式・・・
スペシャルは「全員表彰」をするので、これがまた長い表彰式なんですが・・・(笑)
まずは、51歳の子の方。
5人中5位。4・5位はメダルの代わりに「リボン」が授与されます。
「頑張りぬいた証」・・・・綺麗なリボンでしょ?
んで、19歳の子の方。
スペシャルの表彰は、メダル授与が終わると、みんなで「バンザーイ!バンザーイ!」をします。
順位でも、メダルでもなく、アスリートの「頑張りぬけた!」ことに対する万歳です。
1勝できたので「4位」になりました!
お母ちゃんに見せてあげなよ!! 頑張りぬいた証だぞ!!
なくすなよ!!(笑)
(余談・・・・あとで聞いた話・・・)
表彰式のプレゼンター・・・
馬術には、MISIAさんが来てくれてたらしい・・・
何の種目か分からなかったけど、ドリームサポーターの「森 理世」さんもプレゼンターしてくれてたらしい・・・
卓球は・・・・・・・・・・
「やっぱ、どこまでいっても卓球は“地味”から抜けられんかぁ?」
と、「よこしま」な感想をもってしまいました(笑)(笑)
そんなのスペシャルには関係ないのにねぇ・・・あくまで「よこしま」な感想です
(卓球のプレゼンターしてくださった皆さん、すいません。あくまで話の上での、卓球のイメージを描いた“笑い話”と見て頂ければ幸いです)
もう、この状態で帰路につきたい・・・・
そんな気持ちでしたが、ここから、バスで1時間半かけて「閉会式」の行われる博多へ移動
つ・・・・疲れる!(笑)
閉会式は、水泳競技会場でもあった、博多の「アクシオン福岡」。
まあ立派なところで・・・
開会式ほど盛大!ではありませんでしたが、割とこじんまりした会場で、逆にアットホーム感のある閉会式となりました。
有森裕子理事長は当然のことながら・・・・
ドリームサポーターの「森 理世」さん。
スペシャル国際本部会長の「ティモシー・シュライバー(スペシャル創設者 ユニス・ケネディ・シュライバーの息子さん)」。
が、大会の最後までいてくださっていたことにビックリ!
「2人とも超忙しい身やろに・・・・おおきにです」と心の中でつぶやいてしまいました
式の“イベント”では、子供たちが見事な「和太鼓」を披露してくれたり、アスリートと同じ、知的障害を持つ方たちの「バンド」が、これまた見事な演奏を聞かせてくれたり・・・
アスリートたちも、手拍子したり踊りだす子もいたりと、楽しんでいました
ありがとう! 福岡!!
ありがとう! 福岡市はじめ、協力いただいた北九州の皆さん!!
ありがとう! 大会スタッフの皆さん!!
ありがとう! スペシャルオリンピックス!!
ありがとう! アスリートのみんな!! 感動をありがとう!!
文章力の問題で・・・「感動」が伝えられたかどうか・・・・(;^ω^A
でも、もし・・・「ちょっと、スペシャルに接してみようかな」と・・・1人でも思って頂けたなら・・・
アスリートの未来に決して「光」は失われないと・・・・
そう思いたいです。
ですよね! ファミリーの皆さん!!
・・・・・・・・(余談)
閉会式終わって、ダッシュで博多駅へ。
「お弁当もお土産も買う時間ないかも!」との心配があったので、数少ないファミリーの方が協力して、お弁当を事前手配して、新幹線のホームに届けていてくれました。
感謝
「明太子弁当」!
「おぉ~~♪ 最後の最後にやっと福岡らしいの食べれた~」
でしたぁ(笑)