ルイヴィトンとは?

ルイヴィトンはフランスのファッションブランドです。

ブランド物にまったく興味がない人でも、代表的な人気ラインである「モノグラム」や「ダミエ」などは見聞きしたことがあるでしょう。

ルイヴィトンは、LVMHグループの中の1つのメゾンです。LVMHグループはファッション、コスメ、酒類など全100以上のグループ会社を擁する超大企業であり、ルイヴィトンは、その中核ブランドとして屋台骨を支えています。

 

ルイヴィトンが人気の理由

では、なぜルイヴィトンはこれほど日本人から人気なのでしょうか。

その理由を、続けて見ていきましょう。

洗練されたデザイン

モノグラムに代表される、洗練されたデザインこそがルイヴィトンの人気の理由です。ルイヴィトンのデザインは、基本的にシンプルなものが主流です。

しかし、シンプルゆえに上品で、それでいて華やかさがあります。

そのうえ、上品なファッションはもちろんカジュアルなファッションとも

相性がよく、コーディネートしやすいという特徴もあります。

ラインによってマッチングさせやすいファッションも変わります

合わせやすいうえにいつもの装いを格上げしてくれるところが人気の理由といえるでしょう。

歴史あるブランドこその心ときめくストーリー

ルイと息子ジョルジュは共に強固な錠前を開発し、特許を取得していました。

その錠前がいかに堅固であるかをアピールするため、2人は面白い企画を考えます。

それは、当時アメリカで人気を博し「脱出王」と呼ばれていたマジシャン、ハリー・フーディーニへの挑戦でした。あるとき、新聞の紙面上で、彼らはフーディーニに対し、自分たちの錠前を使ったルイヴィトンのトランクから脱出できるか?と挑戦を申し込んだのです。

結局、この挑戦はフーディーニに受け入れられませんでしたが、ルイヴィトンの長い歴史の中には、歴史上の人物の絡んだ心ときめくストーリーがいくつも登場します。ルイヴィトンのアイテムを使用するとき、そんな歴史に思いをはせることができるのも、人気の一つです。

一生使い続けることのできる耐久性

ルイヴィトンのルーツは旅行用トランクにあります。その当時のトランクは、豚革製が主流でしたが、ルイヴィトンではコットンに防水加工を施したグリ・トリアノンという名の生地を使用していました。

そのため、ルイヴィトンの製品は、他の製品と比べて圧倒的に丈夫でした。ルイヴィトン社の公式記録にはありませんが、沈没したタイタニック号の中から見つかったルイヴィトン製のトランクが後日引き上げられたとき、トランク内部への浸水がなかったという「噂」まであるほどです。

現在でもルイヴィトンの製品は、耐久性が高いうえ防水性に優れているため長年愛用できるといわれています。

リセールバリューの高さ

ルイヴィトンは世界中で人気があります。そのため、世の中に多く存在する高級ブランドの中でも中古の品が値崩れしにくいブランドともいえます。

なぜ値崩れしないかといえば、人気の高さも理由の一つですが耐久性が高いこともバリューの維持を助けているのです。

特に、人気のモノグラムやダミエといった定番アイテムが人気で、リセールバリューが高くなっています。

ルイヴィトンの人気ラインを紹介

では、続いてルイヴィトンのラインを紹介していきましょう。

モノグラム

ルイヴィトンの定番中の定番であるラインです。創業者のイニシャルであるLとV、そして花、星を組み合わせています。エレガントな装いはもちろん、デニムスタイルにもマッチするので取り入れやすいデザインといえます。

同じモノグラムでも、いくつかのバリエーションが展開されており、より優しい色合いのモノグラム・イディールやモノグラムが型押しされたモノグラム・アンプラントなども安定の人気です。

ダミエ

ベージュと茶褐色の市松模様が特徴的なダミエも、ルイヴィトンを代表するラインです。ダミエも創業者ルイ・ヴィトンの息子、ジョルジュ・ヴィトンによって作られたものですが、実は有名なモノグラムよりも前の1888年に発表されていたデザインです。

ダミエもコピー防止のために作られたものですが、その後モノグラムラインが出てきたことで一度封印されてしまいます。しかし、1996年にマーク・ジェイコブスが復活させ、今では再び注目されるラインとなっています。

ダミエにもいくつかのバリエーションがあり、イタリアのリゾート地リビエラ海岸をイメージしたダミエ・アズールや、男性のビジネス使用にも適したダミエ・グラフィットなどがあります。

 

 

 

 

 

 

ヴェルニ

ヴェルニはマーク・ジェイコブスによってデザインされたラインで、彼がデザイナーに就任した1998年にデビューコレクションに登場しました。

フランス語で「エナメル」を意味するヴェルニは、宝石のように輝く光沢を持った質感が特徴で、よりフェミニンな印象を持っています。素材はカーフスキンで、モノグラム柄が型押しされたデザインです。

カラーバリエーションも豊富で、好みの色を選べるのも人気のポイントとなっています。

 

エピ

1985年に登場したのがエピラインで、モノグラムやダミエと比べて、非常に多くのカラーバリエーションが展開されているのが特徴です。

エピのデザインは、風に揺れる「麦の穂」をイメージしたといわれています。元々は、1920年代に使われていたオリジナルを、後年新たに開発したのが今のエピです。

すでに廃盤になってしまったカラーなどもあり、今では手に入りにくい製品を求めるファンもいます。

 

タイガ

シンプルでシックなタイガは、ルイヴィトン初の本格的メンズラインです。1993年に登場し、ビジネスユースとして人気を得ています。タイガというブランド名はロシア語でシベリア地方の針葉樹林を指し、クールでスタイリッシュな印象です。

ビジネスパーソンにふさわしいセットアップとして、バッグから財布、その他キーケースなどの小物まで、ラインでそろっています。