離婚して実家に戻った私は
近くでパートに出ました。




朝八時から四時まで。




彼と一緒に暮らせるまでの我慢です。




週末はお互いお休みなので
朝から会っていましたが、
昔から厳しい家に育った私の門限は、
この年でも、夜十時でした笑




彼もびっくりしながら
門限を守って送ってくれます。
少しでも遅くなると母は
玄関で仁王立ちです。




ただ、年をとった夫婦二人の生活に
娘と孫が加わって両親は嬉しそうでした。




それから一年経ち、
そろそろ両親と息子に
彼を紹介しようと思い
先ずは、
彼と息子と三人で食事に行きました。




私より六歳も年下の彼に
息子は、お父さんと言うより、
お兄さん的な印象だったのか
とても好印象で話も弾みました。




それからは夏の間は、ちょこちょこと
三人で食事に行くようになり
食事の後は、バッティングセンターや
ダーツ、ビリヤードなど
色々遊びに行きました。




暫くして両親に
今、お付き合いしている人がいる。
会って欲しい。
と、お願いし実家に連れてきました。




実家に戻って来ていたものの、
私の将来を心配していた両親は、
彼に会って、話をし、
彼の仕事、彼の私への想いを聞き
この人ならと大賛成してくれました。




ただ、息子に私が結婚したら
どうするか父は心配し、




私と彼の所に一緒に行くのか、
ここでジージとバーバと住むのか、
パパの所に帰りたいのか聞きました。




私と彼と一緒が良い!
即答です。




それならと、
彼が、私と入籍したら
息子も一緒に養子縁組を
してくれる事になりました。




家も有るし息子の部屋も用意が有る。
一緒に来て欲しいと、




彼からの有り難いお話でした。




彼を信じて良かった。



それからはトントン拍子で
私も彼のお母さんに
息子を連れてご挨拶に行き、



クリスマスイヴに入籍ハート
息子も彼の息子となり、
年末には彼の家に引っ越しました。




それから一年四ヶ月




一緒に居たい。
ただそれだけを願って
離婚、再婚をしました。



周りの人に心配や迷惑をかけながら
私のわがままも有りました。
でも、勇気を出して進んで
私達ここまできました。




後悔なんて有りません。
いま、凄く幸せです。




人生折り返しだけど、
お互いを思いやって
いつか年を取った時に、



一緒になって良かったね
と、思える人生を二人で歩んで行きたい。




これが、
私と彼の出会いから今日までです。




最後まで読んで頂き
ありがとうございました。