今年の2月に図書館に予約していた「安倍晋三 回顧録」が届いた。

予約者が多くて半年遅れだが読めるのは嬉しい。(夫はアベガーだけど 笑)

 

以前読んだ読書の覚え書きを見ていたら、オリンピックに関する内容の書籍が出てきたのでちょっとだけ公開。

 

「現代洗脳のカラクリ」苫米地英人 著

2017年(今から7年前)認知科学者である苫米氏氏が出版した本である。

 

【オリンピックとは】

 

・IOCと下部組織のJOCなど、各国のオリンピック委員会の組織で構成される。

・組織の特徴は王侯貴族が名誉職として名を連ねる。

・IOC会長は爵位をもっており、JOCも竹田家当主など旧皇族が名誉職的(2017年当時)

・王侯貴族が多いのは、オリンピックが集金のためのシンジゲートとして機能していて、そういったイメージを払拭するため。

・スポーツの祭典としながらも、放送権料やロゴの使用料、関連商品の開発など、お金を生み出す仕組みがかなり洗練されている。

・オリンピック関連の知的財産権は公式スポンサーだけが持っており、オリンピックを話題にしたければ、IOCにお金を払わなければいけない。

・東京オリンピック関連で想定できるハッシュタグのほとんどは、アメリカオリンピック委員会によって商標登録されている。

 

・多くの人は運営は運営、競技は競技で別だと思っており、運営は批判されてもオリンピックそのものは否定しない。

それはオリンピックが特別なモノだと刷り込みされているから。

 

・オリンピック人気は作られたモノであり、実際に嵩増しされた価値観を持たされている。

・日本人が持つ「スポーツは素晴らしい」という価値観は、ヨーロッパの貴族が作った集金シンジゲートによって刷り込まれた結果である。

 

・柔道は日本発祥であるにかかわらず、発言権はほとんどない。ルール作りにも参加できない有様。

・柔道は既にヨーロッパのスポーツとなっている(競技人口は日本20万人、フランス60万人)

・日本は柔道を世界に普及することがテーマで、集金システムはヨーロッパが持ってしまった。(それは彼らが領土とりのプロだから)

・よって日本は柔道というコンテンツを丸ごと取られてしまった。

・オリンピックが凄いのではなく、価値を作り上げたことが凄い。そしてそこに大金が生み出される。

 

・集金シンジゲートという組織をつくり、アラブから土地を奪い、アジアを植民地にし、ネイティブアメリカンから土地を横領したのがヨーロッパ人。

・今は情報空間という領土獲りをしている。利権を奪えば領土はいらない。

 

・不人気だったオリンピックがロスから商業化した。

・放映権料は450億円、スポンサー料も多額になり400億円の収益を上げた。

・儲かるようになったので、広告代理店と手を組んでメディアを操作し、オリンピック精神の素晴らしさや選手たちの崇高さや努力を歌い上げるようになった。

・ロスは税金を使わずにおこなったが、東京と国は2兆円を超える税金を湯水のように投入。

・これは誰かが不正に儲けようとしているため。

・東京五輪は、オリンピック招致委員会が電通を通じてIOCに影響力を持つ人間に、2億円のわいろを送って事件になった。

・賄賂が横行し、税金が投入されるオリンピックにやる価値があるのか?

・持ち回りの権利を得た人や、企業だけが大金を手にできるシステムになっているので、オリンピックを神格化してはいけない。】

 

東京五輪前からこのような話が書籍になっていて、パリ五輪が終わった今、改めて読んでみるとアスリートには申し訳ないが、五輪そのものが政治や金儲けの場となっていることがよくわかる。