グラミー賞とアカデミー賞 | Kazusa Blog

2月のグラミー賞から始まり、今年はアカデミー賞もじっくり観ることができた。


特に今日の日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞された、『恋人たち』主演の篠原篤さんの言葉はすごく心に残った。


 篠原篤さんは、受賞者の中でもおそらく最年長で、きっと、すごく長い下積み、苦労を重ねて来られた俳優さんなんだろうなと思う。


篠原篤さんのスピーチで、『橋口監督は、”自分たちが映画で伝えたい想い(メッセージ)が、観てくれる人たちにどれだけ伝わっているかは分からない。ほんの一部分しか伝わらないかも知れない。けれども、それでも映画で人に何かを伝えていきたいのであれば、どんな想いでもしてこれをやり遂げるんだよ。”と言ってくださいました。その言葉を胸にこれからも精進していきたいと思います。』


本当に、その通りだなと思いました。


頑張った分、誰だって認められたいし結果が欲しいと思うし、自分の理想とする”人の反応”を求めるのが普通だと思う。けれども、報われようが報われまいが、自分が映画、音楽、そのフィルターはそれぞれ違っても、それを通して”伝えたいこと”を、真摯にやり続ける、伝え続ける強さと信念こそが大切だと思いました。


わたしも、ある演出家の方に数年前言われた言葉を思い出すなぁ。

『今こんなこと考えてて、こんなことやりたいんです。』と熱く話した時、シンプルに、『やってみせてくれ!それを形にして俺に見せてくれ!』と言われました。

そして続けて…
『今の若い子は、理想は語るけどそれを形にするパワーがない』と言われました。


”確かに。”
と心の中で一瞬思ってしまったのがすごく悔しかった。


自分の信じた道を開くのも閉じるのも、本当に自分次第だなと思う。


まずは信じることから、そして信じ続けること、やり続けること、そこに自ずと見えてくるものがある。


自分の”信念”たるものを改めて突き付けられたような日だったけど、


シンプルに♡

そして

真摯に♡
一つ一つ積み重ねていこうと思いますヾ(◍'౪`◍)ノ゙