例えば、給付期間が90日あるとします。

で、面倒なので1日あたりだと5000円給付だとします。
最大で45万円貰えます。
ただし、90日間労働は一切できないことになります。
月当たり15万で生活できるでしょうか。
 
ウチは無理です。
 
給付中のアルバイトは制限が発生します。
1日あたりの労働時間と、週あたりの総労働時間です。
しかも、30日同じ職場で働いてしまうと、雇用保険加入義務が発生する為、失業年金は給付されません。
そのへんは後で取り上げるとして。
 
結論から言えば、何もしないで暮らせる人は、めいっぱい引っ張りましょう。
無理な人はさっさと次を決めましょう。ただし、ちゃんとした職場であるべきです。
 
「再就職手当」というものが存在します。
支給日の
1/3以上を残して安定した職場に就職した場合、支給残日数の60%を、
2/3以上を残して安定した職場に就職した場合、支給残日数の70%が支給されます。
上記のケースだと、30日以上で60%、60日以上で70%です。
細かい条件がありますが、簡単に。
1.就職日の前日までで給付日数が1/3以上あること。
2.1年を越えて勤務することが確実であると認められる事。(会社側の判断らしいです。)
3.待機期間は終わっていること。
4.離職理由が自己都合の場合はハローワーク経由であること。
5.離職前の事業主に雇用されないこと。また、その関連会社でもないこと。
6.過去3年以内に再就職手当等を支給されていないこと。
7.受給資格申込み前に内定を貰っていないこと。
8.雇用に加入すること。(パートでも社員でも可。委託契約などは除く。)
 
次の会社で雇用保険に入って1年以上勤務する事が確実であれば残日数の60%は支給される。というものです。
 
「40%損するじゃん。」
 
と思った方、まだ早いです。
さらに「就業促進定着手当」という制度があります。
これは、前職よりも給料が下がった場合、ある程度補填してくれる。という制度です。
これもいくつ条件があります。
1.再就職手当が支給されていること。
2.同じ事業主に6か月間以上、雇用保険に加入した状態で勤務していること。
3.再就職後の6か月間で前職よりも賃金日額が下がっていること。
再就職手当支給条件で、ちゃんと6か月以上働いていれば、給料が下がっても基本手当の40%を上限として低下分を補填してもらえます。
再就職して削られた40%が、ここで取り戻せます。
 
再就職手当60%+就業促進定着手当40%=100%という具合です。
ここでポイントが1つだけ。
 
残日数の下1ケタは、0か5にする。
 
なぜかというと、残日数計算の小数点以下は切り捨てだからです。
残日数70日から60%を計算してカウントしましょう。
70 ⇒ 42   ⇒ 42
71 ⇒ 42.6 ⇒ 42
72 ⇒ 43.2 ⇒ 43
73 ⇒ 43.8 ⇒ 43
74 ⇒ 44.5 ⇒ 44
75 ⇒ 45   ⇒ 45
76 ⇒ 45.6 ⇒ 45
77 ⇒ 46.2 ⇒ 46
78 ⇒ 46.8 ⇒ 46
79 ⇒ 47.4 ⇒ 47
80 ⇒ 48   ⇒ 48
 
しかも、この計算、後から支給される就業促進定着手当でも使われます。
小数点以下が発生する場合、ロスが発生してしまいます。
 
ついでに。
この就業促進定着手当、上限金額が決まっています。
2017年2月現在では60歳未満では「5805円」です。
前職での過去6か月の1日あたりの賃金と、支給される失業保険の金額と、この5805円の差額がいくらかを計算してみて下さい。
 
実際の私の数字を公開します。
過去6か月の給与は207万円です。1日賃金は11500円です。ただし、上限値がありますので、支給額は5803円になります。およそ50%の減額になります。
前職は3年勤務、退職理由が会社都合、年齢は35歳以上45歳未満なので、90日支給。
総額で522358円支給予定です。
 
ですから、次の6か月は1日あたり11500-5803=5697円以下で働けば、6ヶ月後に残りの失業年金は全額回収できる計算になります。
6ヶ月間は少し苦しいかもしれませんが、その間だけの辛抱です。
 

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