あけましておめでとうございます。
新年ということで、再開するあたりが、典型的な、飽きっぽいやつの行動パターンではあるが、テヘペロである。
今年の正月は、上海に来ている。正月と言っても、2月に全国挙げての、旧正月があるから、こちらでは、さほどの盛り上がりはない、日本で言うなら、バレンタインデーに対しての、ホワイトデーぐらいの盛り上がりな感じ。そんな中、子供を連れて、とある商業施設へ。
もうすぐ2歳になる娘は、何にでも興味津々。その辺の、老若男女に、笑顔と愛想を振りまいたり、いきなり段差を上り下りしたりと、あちこち動き回るから、目が離せず、出発からヘトヘト。
とにかく、監視範囲を狭めようと、施設にある、ゲームセンターにぶち込んでやった。
ここのゲームセンターは、対戦格闘ゲームとかはなく、UFOキャッチャーとか、コインゲームがメインで、家族連れで楽しむタイプのお店。
まず娘が、食い付いたのが、UFOキャッチャーのぬいぐるみ・・・ではなく、コインを入れる仕草。
投入口にコインを入れる行為が、琴線に触れたらしく、クレーンを操作している間、眉間にシワを寄せ、投入口を叩き「早く、次のコイン入れろや!オッサン!」と言わんばかりに、せがんでくる。そして、コインを入れると、満面の笑みで感動している。
しかし、ここは、少ない手数で、ぬいぐるみを獲り、娘と妻を喜ばせる父親として、アピールできる、比較的簡単で、コスパの良い、絶好のチャンスなのだ!
せがむ娘をよそに、チャレンジするものの、犬の頭を、超絶気持ち良くさせるヘッドスパアイテムのように、ぬいぐるみを、スルスル舐めるアームに苦戦、結果、10回ぐらいやっても取れずに、フィニッシュ。
娘の「次のコインいれんかい!」顔と、妻の「使えねぇなぁこいつ」顔の、狭間で、遠い目をする他ない、できない父親。
何事も、調子に乗らず、謙虚にならなければと思った、新年の始まりだった。