世間様はGW突入。こちらは「God of War」略してGWに突入。
ここ最近、人気シリーズをリブートするのが、トレンド傾向にあり、今作も大幅に変わった印象。正確には、リブート要素のある続編であるとのこと。
物語は、妻の遺言で「遺灰は、北欧で一番高い山の頂上から撒いて欲しい」という願いを叶えるために、息子を置いて旅に出ようとしたところ、何者かに襲われるクレイトス。クレイトスの過去、息子に流れる血の秘密を追って、現れた刺客。激しい闘いの末、退けるも、この場所にいては危険だと、息子を連れ、クレイトスの新たな旅が始まる。
これまでの主人公クレイトスは、復讐に燃える、残虐非道なダークヒーローといった印象だったが、今作の主人公は、厳格で寡黙なオヤジに大変身。
とにかくジュニアに厳しいクレイトス。寡黙な父との道中、幾度となく明るく話しかける息子だが、「無駄口を叩くな」とか「集中しろ」と一蹴。子を想う気持ゆえの厳しさが、溢れ出ている。
そういえば子供の頃、父親に川口オートに連れられて行く道中、何を話しかけても「集中してるから黙れ」とか「これでも食ってろ」とボンタンアメを渡された記憶が蘇る。車券を想うがゆえの厳しさが、溢れ出ていた。(クレイトスとは真逆の父親像)
それにしても、北の大地で、親子とくれば「北の国から」を思い出してしまう世代。 ギミックを動かしている時は、川から水を引くシーンを思い出したり、森の魔女が、息子のアトレウスに優しくする場面が、雪子叔母さんに見えたりと、所々で「北の国から」とオーバーラップする感覚が楽しい。
アトレウスが、石版の文字を写している時に、敵に襲われると「子供がぁまた写してる途中でしょうがぁ!」と、斧をぶん回して、敵をなぎ倒したりして、勝手に「北欧版 北の国から」として楽しんでいる。
重厚なストーリーと親子の絆、手に汗握るド派手なアクションに、数々の謎解きと、面白さてんこ盛りで、死角なしの良作に。
久し振りに「北の国から」を見返したくなったなぁ。(全然関係のない事で〆るの術。)