拍動が僅かなひびを入れる

気づく事なく痛みもなく

脈打つ度にひびは入る

やがて細かなひびだらけの心臓は

さらさらと さらさらと

キラキラと キラキラと

美しいガラスの粉になる

もう二度と拍動を打つ事は無い

しかしそこにはキラキラと輝く名残がある