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やなもとかずのり 読書100本ノック

本を買うのは好き、でも読むのは...。先日高校生の息子に『お父さんの本たちはオブジェ』と本当のことを言われ一念発起。年内に100冊の本を読み、しかも感想をブログに書くという負荷をかけることを決意。読み終えた本は希望者にプレゼント企画付(アメーバ会員限定で抽選)

読書100本ノック 27冊目の感想
 
リセットの法則
オックスフォードタニグチ著 株式会社内外出版社

 

著者のオックスフォードタニグチさんとじーじは仲良しです。

そんなタニグチさんは本書のプロフィールにも書いてありますが、

凄い経歴を数々お持ちの方で、じーじもその経歴には衝撃を受けました。

 

まず52歳の時にガンと診断され、その後治療をせずに

現在まで15年以上も元気でおられること。

60歳の時に東大の大学院に合格し入学したこと。

そして65歳を過ぎてから初出版されたこと。

 

タニグチさんはじーじの身近な人の中で【凄い】と思っているお一人です。

 

タニグチさんはじーじがMCをやっていた『死んだらアカン』という番組

(鳥越アズーリFM)にも出演していただいています。

※今でもその放送はユーチューブで観れます。

 

 

 

本書の帯には

『人生はすべて捨てられる。捨てられないものは何もない』

と書かれていますが、第五章で【捨ててはいけないこと】が

10項目書かれていて、じーじもこの10項目はとても大切だと思います。

 

10項目の中でじーじお気に入りの1つを挙げるとすると

それは「希望」です。

 

「希望」は最高の良薬になる。これはタニグチさんがガンと診断されてから

薬などを用いた治療をせずに、年々健康状態へ推移している要因は

「希望」でしかないと断言されています。

 

 

第四章までは捨てるものや捨て方などリセットの法則について

書かれていますが、その中でじーじが興味を引いたところが2ヶ所ありました。

 

一つは、タニグチさん考案のゲーム理論を用いて捨てるものを一つに決める方法です。

 

仕事上の課題や家庭の課題、社会生活上の課題や人間関係の課題など

様々な課題がある中、解決したい課題をピックアップしそれぞれに点数を付け

一番大きな点数になったものを捨てる。

 

一番大きな点数の課題が無くなることで、他の課題が自然消滅したりもするので

この方法はとても面白いと思いました。

 

もう一つは、「リセットとは忘れ物を取り戻すこと。」

この表現にじーじはグッと引き込まれました。

 

希望通りの人生を生きてきた人はリセットも人生の仕切り直しもする必要はなく、

リセットが必要なのはそうでない人たち。

本書に書かれていることはその人たちに向けて、

いつからでも人生は変えられるというメッセージであり

最高のプレゼントのような気がしました。

 

また「過去に置いてきた忘れ物を取りにいくきっかけになるのは苦悩や失意です。」

とも書かれています。

ここを読んだときには、苦悩や失意で今苦しんでいる人達にとって

未来に「希望」が持てる何て素敵なメッセージなんだと感動しました。

 

じーじもこれから先、苦悩や失意に襲われることがあると思います。

そんな時でもそれがきっかけでリセットができ、人生が好転を始めるなら

苦悩や失意はマイナス面だけでなく、むしろプラスの方が大きいのではと思え

苦悩や失意に対する恐怖心が軽くなった気がしました。

 

タニグチさん自身ガンの診断がきっかけでリセットの人生を選択され、

人生を切り拓いてきた方なので、リセットの法則に説得力があるだけでなく、

人間愛も随所に溢れ本書を読み終えた時とてもスッキリした気持ちになりました。

 

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

じーじより愛をこめて。

 

 

追伸

 

タニグチさんに出演いただいた『死んだらアカン』は生放送でした。

その放送の数日前に脳挫傷と診断されるほどの大怪我をしたと

お聞きしていたので、出演を心配しましたが、当日は何事もなかったかのように

元気でご出演くださいました。

 

もしよかったらユーチューブも観てください。(笑)