万年大殺界

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私は暫くの間、閉鎖病棟の観察部屋で殆どベッドで横になり静養する事に努めた。

水中毒の童顔の英単語の辞書を丸暗記している増君と同じ部屋だった。

彼はノートとボールペンが大好きで常にノートに筆記体を羅列していた。

そんな増君に私は時々話しかけた。

「増君、カオスは?」0,5秒!?ぐらいの早さで増君は「混沌!」と答えた。

私の出す難しい英単語を全部クリアして答えも増君の辞書で確認もしたりした。

増君はいつも観察部屋から詰所を覗いてガラス張りの看護スタッフに気を取られていた。
彼は水分制限がかかっているので時間が近づくと部屋のベッドから水を要求していた。

増君は一日中毎日、観察部屋でノートに英文を書いていた。

ある日看護婦さんが増君のベッドに腰掛け話し相手をしている時に増君は「注射打って頼むから~」

看護婦さんが「嫌やん~」と微笑を浮かべると。

「ほんならしゃぶって~」と下半身を晒して要求していた。

看護婦さんは「スケベやなあ!!」と増君のお尻をひっぱたいて観察部屋を後にした。