お弁当アーカイブ ☆彡(0027) 豚肉のこと

 

祖父の代から豚肉が好きだったという記憶があります。何でも「豚塚」を建てようかという話を祖父母がしていた記憶があります。

外食では一人なら必ずとんかつを選びます。普通のとんかつ屋です。知らない店でもウインドウのサンプルにポテトサラダが載っていると入ります。感染症がはやって外食がぐっと減ってしまっても、とんかつ屋さんで揚げたてを買ってきて食べてました。お弁当にも一部残しておいていれました。



豚ばら肉は、あばら骨周囲にある部位です。赤身と脂身が三層に折り重なっているので「三枚肉」とも呼びます。脂の比率が高かく、脂の甘みが美味いと感じさせます。人間の下は、とにかく脂を美味しいと感じるようにできています。

骨付き肉の塊が好きです。

骨の周りには肉の旨みやおいしさが詰まっています。よく売られている骨付きの豚肉は「スペアリブ」です。肩からあばら骨の下側の部位を指します。肩部分のスペアリブが多く流通しています。

骨付き肉を買ってくると、まずたっぷりの水で茹でます。浮いてきた脂肪分をすくって捨てます。若いときには「油断大敵」とか言って脂肪も食べましたが、そのおかげで太っていました。今は、脂肪は捨てます。約500gの本付き肉を湯がいてとり除く脂肪はこの写真の2倍くらいあります。

脂肪を除いた中に醤油を入れてまた煮込みます。後は、大根を入れたり、玉葱と馬鈴薯と糸蒟蒻と一緒に煮たり。その時の気分でそのまま囓ったりします。

マレーシアの伝統料理「バクテー」のスープで煮ることもあります。漢方の力で元気が出ます。キムチと炒めることもおすすめです。

京都でバクテーを食べたくなると高倉蛸薬師東入るにあるスパイスダイニングbijiへ行きます。最高に美味しいバクテーが楽しみです。昼やそのスープでできたカレーがあります。これがまた最高です。

 

向日葵にとりかこまれて豚飼へる      京極杞陽
炎天を遠く遠く来て豚の前         西東三鬼

パイナップルたつぷり加へ酢豚なり     かずモン
主菜には糸瓜と豚の味噌炒め
黒豚の跡形もなし尉の上
大根と豚ばら煮込む夜更かな