お弁当アーカイブ ☆彡(0024) 鮭と海苔
ビストロで焼き魚を作ります。それを詰めるだけで海苔弁を作ります。
市販の弁当を買うときにもときどき海苔弁を買います。昔から食べている海苔弁ですが、時代とともに変化してきました。
海苔がしっかりご飯となじんでいます。その上に魚を載せただけですが、魚の代わりに煎り玉子を載せることもあります。どちらも昔からのスタイルです。
何かの箸休めを添えておくと食べる楽しみが増えます。この日は辣韮(らっきょう)です。甘酢に漬けた辣韮の歯ごたえが好きです。
海苔には皆さん、自分の土地のを好む傾向があります。送ってくれるので自分で買うことがありません。でもそれぞれに良さがあって楽しく、特徴を生かしながら使うことも楽しみです。
有明の海苔、浜名湖の海苔、浅草海苔、韓国海苔が手元にあります。
島根県の郷土料理には爆弾お握りがあり、海苔を一枚使います。
出雲地方、隠岐地域の伝統です。岩のりを使います。
海に囲まれた隠岐は、収穫できる海藻類も多彩です。北風が吹きさす12月から2月にかけ、岩のりの漁が行われます。のり摘みは、隠岐の冬の風物詩です。
岩のりを少し緑色になるくらいに軽くあぶって片面に醤油を塗って醤油の面をおにぎりに巻けばできあがりです。
昔、秋田県の角館近くの民家でお世話になったとき、田沢湖を見に行くと言ったら、大きなお握りを茶碗2つをうまく使って作ってくれました。それを海苔で包んで、新聞紙に包んで渡してくれました。その美味しかったこと。今から60年以上前でした。湖岸の砂がとてもきれいでした。