お弁当アーカイブ ☆彡(0017) 玉蜀黍 親子丼 福神漬

玉蜀黍(とうもろこし)の季節です。この季節には毎日食べます。


皮をむかずに両端の食べない部分を切り落とします。そのままラップでしっかり包んで両端をねじります。電子レンジの600Wで3分間です。熱々を取り出してラップをとり、皮をむいて適当に切ります。ひげはあまり手稲にとらずにそのままです。

玉蜀黍の髭は雌蘂です。絹糸(けんし)と呼ばれます。粒の一つ一つから伸びています。受精して粒ができます。粒と髭の数は同じです。だいたい600粒くらいです。

雄花は茎の先端に薄の穂のような形です。花粉が雌蘂の絹糸に落ちてきて受粉すると、花粉管が絹糸の中で伸びて、粒のところで受精します。絹糸が先端から出てくるよりも早く雄花が開花して花粉が落ちます。自家受粉です。絹糸は下方から先に伸びます。根元の方が実が詰まります。先の方は実が入らないこともあります。

日本では最近ほとんどがスイートコーンの粒種です。上の調理法はその種類の場合です。

世界的には加工品種のデントコーン(馬歯種)の栽培の方が圧倒的に多く、飼料や澱粉、油になります。日本ではほとんど輸入に頼っています。

チチャとは、南アメリカのアンデス地域の酒で、玉蜀黍やキヌアなどの雑穀を原料にしています。 唾液を利用して発酵させたものと、発芽した穀物を利用して発酵させたものがあります。

ペルーでのパーティーでとても美味しい飲み物に出会いました。友人がそれを作っている場所を見たいかと聞きました。大喜びでせひ見たいというとすぐ近くにある小屋に案内してくれました。中は暗くてよく見えなかったのですが、しばらくすると目が慣れてきました。おばあさんが一人座り込んで玉蜀黍を噛んでは壺の中に口から入れる作業をいつまでも繰り返していました。

アンデスの山がく地帯では、原産の馬鈴薯や玉蜀黍の料理がたくさん楽しめます。大地に穴を掘って馬鈴薯、玉蜀黍、肉、野菜、ハーブ、キャッサバなどを入れ、上で焚き火して蒸し焼きにします。「パチャマンカ」という料理です。蒸し上がるまで全員が輪になってビールを飲むのですが、コップが1つしかなくて、早く飲んで次に渡さなければならないというのがありました。

昼間、かわいい羊と子どもたちが大騒ぎして遊んでいましたが、それを夕方食べるのが彼らの大きな楽しみだったことが後でわかりました。

 

世界には私の知らないさまざまな玉蜀黍が、まだまだたくさんあるようです。