ファン・ジョンミン、パク・シネなど大型俳優のミュージックビデオ出演、

ドラマ型ミュージックビデオ強勢

最近ファン・ジョンミン、パク・シネなど、

俳優がミュージックビオに出演するというニュースが目を引く。 

ユノ・ユンホは自身の新曲'不眠'ミュージックビデオで俳優シン・イェウンと共に、

呼吸を合わせて演技をしたが、すぐ発表する彼の新しいアルバムのタイトル曲、

'Thank U(サンキュウ)'ミュージックビデオには俳優ファン・ジョンミンが、

出演すると伝えられた。 

ポップ ダンス曲である'テンキュ'はアクション ヌアール映画のような雰囲気の、

曲であるだけにファン・ジョンミンのイメージとよく合うと予測される。 

また、去る12日発表したダウンの新曲'自由飛行'ミュージックビデオには、

パク・シネが出演した。 

感情線が大きくて大型の演技をするというよりは普段自身の姿であることだけ、

同じ自然で生活的な演技をするとみられるが、

最近このようなスタイルのミュージックビデオがどんどん増えた。

ミュージックビデオに大型俳優が出演する。

 

▲チョ・ソンモ'To Heaven'ミュージックビデオ
 

俳優が出演するミュージックビデオの歴史を遡ってみれば、

'チョ・ソンモ'という名前が一番てっぺんにある。 

業界ではよく'トラマタイズ'と呼ぶ、叙事があるストーリーテリング型ミュージックビデオは、

チョ・ソンモの'To Heaven'から始めた。

去る10日午後放送したSBS <アーカイブK>でも言及したように、

"'To Heaven'は我が国ミュージックビデオの地図をひっくり返した一大事件"であり、

"以前には歌手がミュージックビデオに大きい費用を支出しなかったが、

チョ・ソンモ、ミュージックビデオ以後で歌手がミュージックビデオに、

途方もない精魂を込めるように"

なった。

以前には曲の主人である歌手の顔をクローズアップして、

歌手が歌う場面を入れたミュージックビデオの歌が大多数だったが、

チョ・ソンモの時からは有名俳優がミュージックビデオに主人公で出演して、

熱演を広げる場合が増えた。 

シン・ミナが出演したチョ・ソンモの<ご存知ですか>ミュージックビデオの、

ベトナム戦争シーンは今見てもスケールが普通でない。

大型俳優の出演、映画製作費以上の製作費を一度に注いだ、

超大型級ミュージックビデオはチョ・ソンモ以後にぞろぞろ続いた。 

そしていまだに着実に続いている。 

外国の雪原を背景にしたポジションの< I LOVE YOU >ミュージックビデオには、

シン・ハギュン、イ・ヨウォン、チャ・スンウォンが出演したし、

主人公が軽飛行機操縦士で登場したキム・ボムスの<一日>ミュージックビデオには、

チ・ジニ、ソン・ヘギョ、ソン・スンホンが出演した。 

今見ても途方もないキャスティングに違いない。 

ところでこのような流れと傾向がこの頃は少し違われるようだ。 

初期のように有名な映画俳優が出演する作品はそんなに多くなくて、

新人俳優がデビュー登竜門のようにミュージックビデオを経ることがさらに多い。 

歌謡に愛の歌が多いだけ、歌の原曲歌手が直接新人俳優と恋人の仲で、

ミュージックビデオに出演するようなストーリーが現在もたくさん見られている。

叙事が強くないドラマ型ミュージックビデオの強勢

 

▲オバンジャカパ'君を愛しなくて'ミュージックビデオ
 

▲キム・ドンリュル'返事'ミュージックビデオ
 

 形態は変わってもこの頃も俳優の顔をミュージックビデオで見ることができる。 

ドラマも映画を見る時OSTが流れ出れば劇により一層強烈に没入するのに、

それと似た脈絡だったようだ。 

私たちがどんな作品のOSTだけ聞いてもそのOSTが挿入されたドラマの感性が、

波のように押し寄せるように音楽にストーリーを負わせる方式のミュージックビデオは、

歌の感性をさらに濃厚にリスナーに伝達できるという点で役立つ。 

そしてその中心の役割をするのが感情表現に上手な俳優である。

それなら俳優が出演するミュージックビデオの形態は、

どんな方法で変化をむかえたのだろうか。 

前はチョ・ソンモの'ご存知ですか'の戦争シーンと同じ大きいスケールの、

ミュージックビデオをとることが多かったが、この頃は家、カフェ、路上、仕事場のように、

平凡な日常を背景にしてふと別れた恋人を思い出させて懐かしがるような、

叙事の幹が大きくなくて淡々とした日常の場面場面を集めたような、

ミュージックビデオの歌主をなす。 

先に述べたパク・シネ出演ミュージックビデオ'自由飛行'も、

このような種類のミュージックビデオだ。

俳優が出演したミュージックビデオは全部羅列できない程多い。 

キム・ドンリュル'それが私は'にはコン・ユ、

キム・ドンリュル'返事'にはヒョンビンが出演したし、

アイユ'このようなエンディング'にはキム・スヒョン、

オバンジャカパ'君を愛しなくて'にはユ・スンホ、

オバンジャカパ'その時の私、その時の私たちの'には、

イ・ソンギョン、チェ・テジュンが出演した。 

俳優キム・ユジョンはキム・ジェファンの'こんにちは'ミュージックビデオに出演したし、

以前にはイ・スンギの'戻す'に出演したこともある。

ある歌謡界関係者は俳優が出演するミュージックビデオに対する考えを、

尋ねた質問に次にのように答えた。 

"新人歌手のミュージックビデオに大型俳優が出演する場合がたびたびあるが、

これは大衆の主目撃を高めるための戦略で見ることができる。 

自身が好きな俳優が出てくるミュージックビデオを探してみることによって、

新しい歌に接してその歌手も一緒に好きになることだ。 

また強烈な印象を残すことができる長所があるので交渉だけ可能で、

製作費だけ充分ならば大型俳優の交渉で映画のようなミュージックビデオを、

作るのを敬遠する歌手は新人でもそうでなくとも殆どないようだ。"