ヨルダンで一番の見所、そして有名な遺跡と言えばこのペトラの遺跡です。

映画「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」で一躍有名になったロケ地でもあります。

撮影当時、馬で遺跡まで行くシーンがありますが、

私が訪れた時には世界遺産に登録された為に途中までの短い距離しか、

行けなくなりました。

 

 

せっかくですから馬に乗ってみたんですけど本当にちょっとの距離だけで、

後はずっと歩いて行く事になります。

 

 

こういった岩と岩の間を歩いて行く事になります。

多くの観光客がいますね。

この後、入場料金がかなり高くなったと言った話を聞きますが、

私が訪れた時にはまだそんな感じではなかったかと思います。

 

 

ペトラはギリシャ語で”崖”を意味しているのだそうです。

2000年以上前にこの地に定住したアラブ人の一族ナバテア人が切り立つ岩壁を削り、

大都市を建てたのだそうです。

このシークと呼ばれる峡谷は1.5kmあり、地質断層を見る事が出来ます。

 

           

 

このシークの最後に向けて段々と狭くなり、切り立った絶壁の間から、

有名なエル・ハズネ(宝物殿)を望むことができます。

 

 

目の前に見えるのはエル・ハズネ(宝物殿)です。

ここは絶好の撮影ポイントとなっています。

 

          

 

エル・ハズネは高さ約40m、幅約25mあります。

紀元前30年~9年の間に建設されたと考えられています。

住民の間では、エジプトのファラオの宝物が隠されていると信じられていたそうですが、

実際の内部に何も残っていないため、神殿として使われたのか、

王の墓だったのか分かっていません。

現在は中に入れないそうで、外から内部を覗くことだけになります。

私が訪れた時にはがらんとした何もない内部に入れましたが・・・。

この建物には、コリント様式やヘレニズム文化の影響など、

様々な建築様式が使われていて、当時、この地域はギリシャ、エジプト、アッシリアなど、

様々な地域の文化の影響を受けていたことが分かります。

 

 

墓地群になります。

 

 

そう言えば、現在世界一入場料の高い遺跡と言われているようですね。

日本円で約8000円くらいみたいです。

私が行った時には1~3ディナールくらいだったかと思うのですが・・・。

 

 

 

ローマの円形劇場が見られます。

 

 

王家の墓(岩窟建築群)。

ローマ劇場から列柱通りに向かう途中、右手上方に、「貴族の墓」が見えます。

それぞれの装飾から、Urn Tomb(ツボの墓)、Corinthian Tomb(コリントの墓)、

Silk Tomb(絹の墓)、Palace Tomb(宮殿の墓)といった名前がついています。

正面はかなり凝っていますが、エル・カズネ同様、

中には何の飾りもない部屋があるだけです。

 

 

大きな(広い)遺跡群になりますので、どこを見ても絵になります。

本当に多すぎてみるのも行くのも大変です。

1日だけじゃ見られません。

 

 

あっちこっちに見える遺跡の数々です・・・。

遠いので行きませんが^^;。

 

 

「ファサード通り」という道に、神殿のファサード(正面)のようなものが、

いくつも並んでいるのでこう呼ばれているそうです。

 

 

ギザギザの階段状の装飾はcrow step(カラスの階段)と言われていて、

メソポタミア文明時にもある古代からの物です。

 

 

 

ペトラの凱旋門です。

さて、あまり時間もありませんので一旦戻ります。