世界をひとつにできないものだろうか。

 

アメリカ合衆国でも日本でも、程度の違いはあるが、それぞれの州や都道府県で条例や裁判所、予算など裁量が認められている上で、国の統治下にある。ただ、『通貨』と『軍隊』を独自に持つことは認められていない。その他様々な権限も国のほうに比重が置かれている。

こういった国の統治下にある州や都道府県のように、全世界共通の統治下に今の国々が入いり、『通貨』と『軍隊』や統治体制が世界で一つにまとまれば戦争は起きないのではないだろか。

 

ヨーロッパ地域における EU がまさにそういった動きであると理解している。『通貨統合EURO』や『軍事統合NATO』は、各国が独自の『通貨』や『軍隊』を持ちつつも、一定程度統合するものだと思うが、ロシアもアメリカも中国もこの共同体に入れば、他の国々も追従し世界が一つとなることが現実となるのではないか。更には、不可逆なものとするため、各国が独自の通過や軍隊を放棄し、完全統合へと進め、共同体から統一政府へと進化させることも現実的になると考える。統合された軍隊は法に基づき統治する上での警察的な位置付けとなり、地域で独自に軍隊をもつ動きを牽制する役割を担う。

このような世界を実現するために、ロシアやアメリカ、中国が手を携えて共同体に加わってくれることを決断してくれるならば、決断した首脳たちに対し相当な利権を保証しても安いものだと思う。

このような交渉にあたり英知を結集するべきである。ビジネスの世界で、交渉力を発揮している凄腕のネゴシエーターや熟練の政治家や統治者の英知に期待したい。

 

今や、インターネットやSNSなどによる情報流通が普及し、言語のリアルタイム翻訳も可能になっている。先に述べた世界でひとつの統治体制は、技術の進化・普及とともに現実味を増してきているのではないか。

我々は、コロナで気づいた。リモートワークをできる技術は既にあった。気運さえ高まればパラダイムシフトが実現出来る状態にあったのだと。

「世界を一つに」

この気運を世界レベルで高め、英知を結集すれば、このパラダイムシフトも実現出来る状態にあるはずだ。