「いよいよ本格的に円高?」 一時1ドル=152円台に上昇、日経平均は下げ幅1100円超… 投資家ら思惑さまざま 2024/07/25

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日銀の植田和男総裁

日銀の植田和男総裁© 中日スポーツ 提供

 25日の東京外国為替市場で、対ドルの円相場が一時1ドル=152円80銭台に上昇した。約2カ月半ぶりの円高・ドル安水準になる。急激な円高の進行には、ネット上では「ヤバいな…」と驚きや戸惑いの声があがった一方、「それでもまだ円安…」と冷静に浮けと止める意見も目立った。

 日銀が早ければ来週にも利上げに踏み切るとの見方が出ているが、アメリカの中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げを行うとの見方も強まっており、日本とアメリカの金利差縮小を意識した円買いが強まっている。

 25日午前の日経平均株価は前日終値からの下げ幅が一時1100円を超えて、3万8000円を割り込んだ。前日の米ハイテク株の急落に加え、円高が日本株の下落を増幅させたかっこうだ。

 一連の動きを受けて、X(旧ツイッター)では「円高進行」がトレンド入り。「急激な変動は…」「いよいよ、本格的に円高進行かな?」「急激すぎて、辛いよ~」「米大統領候撤退も影響してるのでしょう」などのコメントがあがったほか、「業績見通しの悪化を懸念し、輸出関連株を中心に売られる結果に」「円高株安の負のスパイラル」「これで週明けの日銀会合で利上げしたら、日経平均はさらに大暴落?」などと、株価への悪影響を心配する書き込みも目立った。

 しかし、「それでもまだ円安…」「今から3年前は100円台だったはずですが‥」「正常に戻りつつありますね」「このまま120円ぐらいまで行ってくれれば多少物価下がるか?」と冷静な意見も多く見られた。

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