小沢一郎氏、蓮舫氏に「川上戦術」を指南 「それをこなす以外ない」

2024/06/28

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小沢一郎氏

小沢一郎氏© 毎日新聞 提供

 「選挙の神様」とも称された立憲民主党の小沢一郎衆院議員が27日、東京都知事選に立候補している蓮舫氏(56)の激励に訪れた。都内の蓮舫氏の事務所で蓮舫氏と握手を交わし、「一人でも多くの人に会って『こんにちは』『おはよう』でも言って、それをこなす以外はない」などと得意の「川上戦術」を指南した。

 小沢氏は自民党幹事長や旧民主党代表などとして選挙を取り仕切り、徹底した「どぶ板選挙」や、人口の少ない地域から選挙を盛り上げる「川上戦術」を展開したことで知られる。

 今回の都知事選について「党派で選挙をしているわけじゃないけど、片方は自公にべったりでやってる」と、現職の小池百合子氏(71)を自民党や公明党が支援する構図を指摘。「対抗する候補者が野党陣営の中から誰も出ないっちゅうのじゃね、寂しい話だから、誰かと思っていたけども、蓮舫さんが決断してくれたんで喜んでいる」と話した。

 小沢氏は激励中、立憲の参院議員だった蓮舫氏が都知事選の出馬に伴い国会を去ったことについて記者団から「寂しくないか」と問われると「寂しいったって知事になりゃいいわね」と語った。川上戦術については「大都会だろうが田舎だろうが同じ。根本のところにアプローチすることでそこから派生している人に伝わる」と説明。蓮舫氏から前日の伊豆大島での活動報告を受け「大島からいっぱい東京に来ているだろうから、そういう人たちにとってはうれしい」と評価した。

 都知事選には蓮舫氏、小池氏の他、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)やタレントの清水国明氏(73)、AI(人工知能)エンジニアの安野貴博氏(33)、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)らも立候補している。【田辺佑介】

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