WHOが人工甘味料のリスクを指摘!人工甘味料で糖尿病や心血管疾患の可能性も 人工甘味料には注意を!2023年5月18日
WHO(世界保健機関)が人工甘味料について、体重を減量する効果が期待できない上に、2型糖尿病や心血管疾患の発症リスク、死亡リスクの上昇にも関連している可能性が高いとの調査報告書を発表しました。これはBloombergやABCが報道した情報で、WHOはアスパルテームやステビアのような0カロリー人工甘味料は体重を減らす効果が殆ど確認することができなかったとして、人によっては心血管疾患や2種糖尿病のリスクが増加すると指摘。人工甘味料の多くは砂糖よりも低カロリーだとされていますが、WHOは100種類を超える人工甘味料の研究結果を調査したところ、半年を超える長期的な摂取で減量はほぼ見られなかったとしています。前々から人工甘味料の危険性を指摘する声や研究結果は数多くありましたが、それを国際機関であるWHOが精査し、改めて人工甘味料にリスクがあると表明した形です。人工甘味料に関しては強い甘さで脳が混乱し、さらには消化吸収が難しいことから、そのまま大腸まで届くことで腸内環境が乱れるとも言われています。
健康のことを考えて人工甘味料でダイエットや食生活を見直したつもりが、逆に悪くなっている可能性もあると言え、人工甘味料の摂取はできるだけ控えたほうが良いと考えるべきです。
体脂肪、人工甘味料では減らせない可能性も-WHOが新ガイドライン
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-15/RUPDOYT1UM0W01
人工甘味料は減量に役立たない可能性があると、世界保健機関(WHO)は新しいガイドラインで述べ、ダイエットソーダなどの製品に警告を発した。
WHOのアドバイスは、アスパルテームやステビアを含む製品(ダイエット食品として販売されることが多い)が、長期的に体脂肪を減らすのに役立たない可能性が高いという科学的検証に基づいている。
WHOの栄養・食品安全担当ディレクターであるフランチェスコ・ブランカ氏は15日、「食品の甘み全体を落とすべきだ」と述べた。
世界保健機関(WHO)は、人工甘味料に関する新しいガイドラインを発表しました。このガイドラインでは、非糖類甘味料(SSS)を体重コントロールや体重関連疾患のリスク低減のために使用すべきではないと強調しています。一般的に見られる人工甘味料には、アセスルファムK、アスパルテーム、アドバンテーム、シクラメート、ネオテーム、サッカリン、スクラロース、ステビア、その他のステビア誘導体などがあります。
“市販の糖類をNSAIDsに置き換えても、長期的な体重コントロールには役立たない。人々は、果物などの天然の糖分を含む食品や無糖の食品や飲料を食べるなど、遊離糖の摂取量を減らす他の方法を検討する必要があります」と、WHO栄養・食品安全部長のFrancesco Branca氏は声明で述べています。
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