iPhoneの液晶と有機ELを比較|メリット・デメリットは? 2022/09/04

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ライフハッカー[日本版]2021年10月22日掲載の記事より転載。記事中の情報は掲載時点でのものです。

iPhoneのディスプレイは申し分なく見えますが、それ以上、何を知る必要があるでしょう?

でも、オタクでなくてもiPhoneのディスプレイを気にしていいのです。

実際、自分のiPhoneがどのディスプレイを搭載しているかわかっていない人は、その素晴らしい特徴を見逃している可能性があります。

LCD(液晶ディスプレイ)とは?

基本から始めましょう。

iPhoneのディスプレイは、基本的に2種類あります。

1つは「LCD」、「liquid-crystal display(液晶ディスプレイ)」のことです。

説明を簡単にするために(かなりの簡略化ですが)、LCDを機能させるコンポーネントの2つを見てみましょう。

1つ目はピクセル(画素)です。

これが画面上に表示される色を決定します。

各ピクセルには、3つのサブピクセルがあります。赤が1つ、緑が1つ、青が1つです。

それぞれが強さを変えて色を表現します。その色の組み合わせで、あなたがInstagramをスクロールしたり、YouTubeの動画を見たり、写真を見たりするときに表れる画像がつくられるのです。

LCDで使われている2つ目のコンポーネントは、バックライトです。バックライトはピクセルの後ろにあるパネルで、後ろから光を当てて、あなたが見るものを表示してくれます。

あなたがディスプレイの明るさを変えるときは、実はそのバックライトを調整しています。

バックライトはディスプレイ全体をカバーしています。1つの電球のようなものだと思ってください。電球の一部分を明るく、別の部分を暗くすることはできないのです。

OLED(有機ELディスプレイ)とは?

iPhoneのディスプレイのもう1つのタイプは「OLED」です。「OLED」は「organic light-emitting diode(有機発光ダイオード)」の略です。

LCDとOLEDのディスプレイの主な違いは、OLEDパネルにはバックライトがないことです。その代わりに、ピクセル自体が発光します。これには大きなメリットがあります。1つには、より精密な画像が得られること。

というのも、周りのすべてのピクセルも一緒に照らすバックライトを必要とせず、各ピクセルが独立しているからです。

よく話題になっているので、すでに耳にしているかもしれませんが、OLEDの最大のメリットは、ピクセル自体をオフにできるため、明るい画像と暗い画像のコントラストが際立っていることです。

それぞれのタイプのディスプレイがどう機能しているかをしっかり見たい人は、ディスプレイを分解した「iFixit」による素晴らしい動画があるのでご覧ください。

ビデオプレーヤー: YouTube (プライバシー ポリシーご利用条件)

OLEDのメリット

OLEDがなぜ素晴らしいのか、例をあげましょう。スマートフォンで映画を見ているとします。暗い場面になると、ディスプレイの暗い部分は文字通りオフになります。

夜空は完全に黒くなります。映画がワイドスクリーンあるいは4:3の画面の場合、画面の上下あるいは左右に出る帯の部分は、さっと真っ暗になります。

そのため、暗い部屋で見ている場合は特に、画像がとても美しく見えるのです。

私がとりわけ「有機EL(OLED)テレビ」を愛しているのは、こうしたメリットがあるためです。画像は美しく、真っ暗な部屋で見ているときは黒帯(レターボックス)の部分がすっと消えます。

スクリーンの中の見るべき部分だけが見えるのです(スーパーワイドスクリーンでも、昔のフォーマットの画面でも同じです)。

iPhoneに関しては、LCDとOLEDそれぞれの機種のディスプレイに黒い画像を表示して比較すると、その違いは一目瞭然です。

OLEDのiPhoneは、電源をオフにしたように見えます。LCDのiPhoneも暗く見えますが、ディスプレイには光が当たっているのです。

OLEDのピクセルはオフになるので、バッテリーの寿命に大変大きな影響があります。ダークモードを使うだけでiPhoneのバッテリーを節約。

黒い背景を使うダークモードなら、特に効果があります(グレーの背景ではピクセルはオフになりません。バッテリーがひとつひとつのピクセルにパワーを使わないようにするには、ピクセルは真っ黒でなければならないのです)。

OLEDのデメリットは?

以前から、OLEDディスプレイの主な不具合は「焼き付き」です。

焼き付きは、残念ながら、有機EL(OLED)テレビで多く見られる現象です。長時間使用したあと、静止画像の「影」が画面にずっと残ってしまうことがあるのです。

例えば、テロップやニュースティッカー、テレビ局のロゴなどの輪郭が、テレビの画面上に常に見えることも。

とはいえ、AppleはOLED搭載のiPhoneで焼き付きが起こらないようにうまく対策しており、こうした端末での焼き付きの苦情は多くありません。

OLEDを搭載した初めてのiPhoneである「X」は、2017年から市場に出ていますが、これまで4年間、焼き付きが大きな問題になったことはありません。

つまり焼き付きが心配だからといって、わざわざLCDのiPhoneを選ぶ必要はないのです。

あなたのiPhoneのディスプレイはどちら?

以下は、iPhoneを、ディスプレイのタイプ別にまとめたものです。かなり古い機種もありますが、今も使っている人がいるなら、ぜひ教えてほしいものです。

特記すべき点は、LCDディスプレイを搭載した新機種はないということです。

Appleが製造した最後のLCDモデルは、2020年のiPhone SEで、iPhone 11とそれ以前の機種もLCDです。iPhone 12、iPhone 13の全ラインナップは、OLEDディスプレイを搭載しています。

LCDディスプレイ搭載機種

iPhone(2007年)、iPhone 3G、iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5、iPhone 5C、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6S、iPhone 6S Plus、iPhone SE(第1世代)、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone XR、iPhone 11、iPhone SE (第2世代)

OLEDディスプレイ搭載機種

iPhone X、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPhone 13、iPhone 13 mini、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max

Source: YouTube

 

スマホやPCモニターから出るブルーライトは老化を加速させる可能性 2022/09/02

 

“青色光” 健康への影響は?

http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2013/06/0612.html

2013年6月12日(水)

鈴木

 「続いては、『ブルーライト』についてです。」

阿部

 「取材した大阪放送局の野村アナウンサーです。

 『ブルーライト』、最近よく耳にしますね。」

野村

 「最近、ブルーライトをカットするという、メガネやフィルムを目にしたという方も多いかもしれません。今、急速に普及しているスマートフォンや、パソコンの画面から出るブルーライトをカットするということをうたっている商品なんです。ブルーライトといいますのは、パソコンやスマートフォンだけではなくて、通常使われている昼白色の蛍光灯や、LED電球の出す光などにも多く含まれているんです。」

鈴木

 「ブルーライトというのは、見た目で青く見える光だけではないということなんですね?」

野村

 「そうなんです。私たちが通常目にしている光には、多かれ少なかれ分解してみると、ご覧のように様々な色の成分が含まれているんですね。 特にこの紫から青のあたり、このあたりをブルーライトと呼んでいるんです。このブルーライトの成分を多く含んでいる光を、特に夜、浴びすぎますと、体に良くない影響が出る可能性があるということが、最近の研究で徐々に分かってきているんです。」

ブルーライト 健康への影響は

先週、日本で初めて「ブルーライト」についての国際シンポジウムが開かれました。研究者や医師ら、およそ300人が参加。 健康への影響について、最新の研究が報告されました。

 眼科医

 「ブルーライトは目だけでなく、体全体に影響を与える。」

 照明の研究者

 「体に害を及ぼす可能性のあるブルーライトが周囲にあふれている。」ブルーライトは、私たちの体にどのような影響を与えるのでしょうか。

 九州大学の安河内朗(やすこうち・あきら)教授です。

ブルーライトが夜、長時間目に入ると、体の生活リズムをコントロールする体内時計が狂うと指摘します。安河内教授が注目したのは、「メラトニン」というホルモンです。 体内時計が正常であれば、日中はあまり分泌されず、夜になると多く分泌されます。安河内教授が行った実験です。ブルーライトがほとんど当たらない薄暗い部屋、ブルーライトを少し含んだ照明の部屋、ブルーライトを多く含んだ照明の部屋で夜間過ごしてもらい、メラトニンの変化を測定しました。ブルーライトがほとんど当たらない部屋ではメラトニンが多く分泌され、体内時計が機能していました。しかしブルーライトを多く含む照明ほど、メラトニンの分泌は少なくなっていました。 夜、ブルーライトを浴びることで、体内時計が狂うことが分かったのです。

 九州大学大学院 生理人類学 安河内朗主幹教授

 「青い光は私たちの体のさまざまな機能を活性化させる。 夜浴びると、本来リラックスしてよい眠りにつく方向にいくべきなのに、その邪魔をする、興奮させるような作用がある。」体内時計が狂うと、健康にどのような影響を及ぼすのでしょうか。

 京都大学の岡村均(おかむら・ひとし)教授は、体内時計と高血圧の関係について調べました。岡村教授が行った実験です。 体内時計が狂ったマウスと、普通のマウスを用意。 塩分の多いエサを与えたところ、体内時計が狂ったマウスだけが高血圧になりました。

 京都大学大学院 薬学 岡村均教授

 「体のリズムはいろいろな機能、肝臓・腸・腎臓・心臓など、そういう機能に直接つながってくる。リズムの異常が続くと、生活習慣病がいちばん可能性がある。」

ブルーライト ドイツの対策

健康に影響を及ぼす可能性があるブルーライト。しかし、実際にどのくらいの量を浴びると病気になるのかは、まだわかっていません。このため、日本をはじめ多くの国では、ブルーライトのリスクにどう対応するか、方針を決めていません。そうした中、ブルーライトとの適切な向き合い方を示した国があります。ドイツです。今年(2013年)4月、照明器具の光の使い方を提示したガイドラインを発表しました。ブルーライトは体を活性化させる作用があるため、午前中は適量を十分に浴び、夜間は減らすことが望ましいと指摘。その上で、自宅や学校、介護施設などでどんなタイプの照明を使うべきか、細かく示しています。

ドイツ規格協会 ディーター・ラング委員長

 「これまで光はものを見やすくするためだけのものだった。しかしいまは健康への影響に注目すべきだと思う。」ガイドラインを出したことで、ドイツではブルーライトに配慮した照明が広がり始めています。ミュンヘン市内にある専門学校です。 一部の教室に、最新の照明システムを導入しました。一見すると普通の照明ですが、色が自動的に変わります。 午後から夕方の変化を早送りしてみると、ブルーライトが徐々に弱まり、夜にはほとんど出さないようにしています。体内時計を狂わさないようにするためです。ドイツ規格協会 ディーター・ラング委員長「こうした照明の価値は広く認められ、興味を持つメーカーが増えている。ガイドラインができたことで、さらに普及していくと思う。」

ブルーライト 日本の対策は?

阿部

 「ブルーライトの使い方について、ドイツには公式なガイドラインがあるのに、日本にはないんですね。」

野村

 「その点について経済産業省や業界団体に確認をしたんですが、『どの程度のブルーライトを浴びれば健康に影響が出るのかはっきり分かっていない段階なので、推移を見守っている』としているんですね。ただ専門家の中には、『万が一、後で影響が分かって手遅れになってはいけない、今のうちから対策をとるべきではないか』という人もいるんです。

また日本の大手電器メーカーの中にも、このブルーライトについて非常に関心を持っているメーカーもあるんですね。たとえばこちらパナソニックの製品なんですが、ドイツのように自動的にブルーライトをコントロールする照明を作って、その効果を探る実験も始めているんです。」

鈴木

 「でも今や、パソコンやスマートフォンが欠かせないという人もいますし、LED照明が省エネの面でいいということもありますよね。

 今後どのように使っていったらいいんでしょうか?」

野村

 「なくなることはありませんので、上手に付き合っていくことが大事だと思うんですけれども、例えば専門家はこんなことを提唱しているんですね。特に大事なのは寝る前の2時間ほど、ここを大事にしてください。スマートフォンなどの明るさは1/3程度にすると、だいぶブルーライトは減ります。さらに、寝室などは暖かみのある電球色のような色を使うと効果的だということです。落としたり、寝室などには電球色のような暖かみのある照明にしておくと効果的だということです。」

 

 

【必見】ブルーライト(PCやスマホ)が失明を引き起こすメカニズムが明らかに!Karunarathne氏「ハイテク世界で生きる子どもたちの目を守る方法を見つけたい」 http://健康法.jp/archives/41721   2018/08/10

 

世界規模での「失明の流行」の懸念 : LEDの光による「網膜の損傷」の実態を研究で明らかにしたスペインの専門家たちは「過度な液晶画面依存生活」へ警鐘を鳴らす

http://indeep.jp/led-light-might-cause-global-blindness-epidemic-experts-warn/

画面に LED を使っているものはすべて同じで、主には、・スマートフォン・タブレット・液晶のテレビ・パソコン・液晶のモニタ・液晶モニタのついているゲーム機 大ざっぱに考えますと、パソコンに関しては、「世界全体のインターネット普及率とパソコン設置台数の将来予測」という研究資料によれば、2008年に 11億台だったそうで、今後の見通しとしては、 世界全体の PC 設置台数予測を行ったところ、2025 年には、28 億台から 37 億台の範囲に到達とあり、2017年現在の世界のパソコンの数は、十数億台くらいでしょうか。スマートフォンと携帯は、2015年6月の ITMedia ニュースの2014年の世界の携帯電話サービス契約数は74億9487万契約で、世界の人口(72億4400万人)に対する普及率は103.5%となった。から、複数契約している人などをあれこれしても、やはり数十億台はありそうです。ここに、液晶テレビ、タブレット、ゲーム機なども含めると、全世界では 100億台とか、それ以上の数の LED 端末にあふれているということになるようです。最近は、バーチャルリアリティ(VR)系の娯楽などで使われるような「至近距離で目に直接働きかけるタイプの LED 端末」もありますし、いろいろと広がっていっているようです。「世界的な失明の流行」の兆候を専門家たちは警告する。液晶画面を何時間も見つめている生活により、何百万人が視力を早期に失う可能性

 

「省エネ」には、詐欺が満載

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=228570