LINE普及で電話はどう変わった? 

5分未満」で「家族」「店舗」への電話は一般通話、

30分以上」の「友人・知人」との電話はLINEなどを利用

http://irorio.jp/hiyoko/20140223/115026/

公開日時:20140223 1100 更新日時:20140223 1100

最近は、家族や友人とのやり取りはメールかLINEなどで済ませ、電話はめったにかけないという人も多いだろう。LINEが広まったことで、LINEユーザーの間で電話の使い方もかなり変わってきているようだ。

LINE2014218日に発表したLINEユーザー3000人を対象に「スマートフォンでの音声通話と無料通話アプリの使用傾向についての調査」によると、スマートフォンで「通話」をするときに、「一般音声通話(携帯電話の通話機能)」を利用している人は93.5%、LINEを含む無料通話アプリの利用は81.8%となった。

興味深いのは、話す相手によって通話の手段を変えている点だ。無料通話アプリは、「友人・知人」への通話で利用が多い。「LINE無料通話」に限ると、81.8%が「友人・知人」への通話で利用していた。一方「一般音声通話」は、「家族・親族(同居/非同居)」と「店舗」への通話に多く利用されている。

友人との気楽な会話は、音質が劣るがお金のかからない「無料通話アプリ」を使う。両親や祖父母などとの会話は、音質がよい「一般音声通話」を選択しているといえそうだ。

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また、“5分未満”の短時間通話は「一般音声通話」、”30分以上”の長時間通話は「無料通話アプリ」と、通話時間に応じて、意識的に使い分けている傾向もうかがえる。1回当たりの通話時間について、”5分未満”と回答した割合は「一般音声通話」で66.9%、「LINE無料通話」では52.5%、「LINE以外のアプリの無料通話」で39.3%だった。一方、”30分以上”との回答の割合は「一般音声通話」で5.1%、「LINE無料通話」で14.8%、「LINE以外のアプリの無料通話」で29.0%となっている。音声通話を利用する際に重視する点として、「通話料金」と答えた人が85.5%に昇ったという結果からも、今後は費用と利便性の双方が求められることになりそうだ。

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