内海 聡さんFBより

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3月11日

現代人にとって重大な錯覚の一つが「牛乳」に対する錯覚(牛乳は、飲めば飲むほど健康によい)です。

この錯覚はどこから来たのでしょうか。これは戦後のアメリカの占領政策(日本にパン食を定着させてアメリカの小麦を売りたい)に端を発しています。パン食に味噌汁は合いませんので必然的にパンには牛乳ということになります。また、「牛乳は完全食品だから健康によい」と学校給食に取り入れられるようになりましたが、すべては産業のため、すべては金儲けのため、すべてはアメリカナイズされた考え方に洗脳させるためです。

「牛乳=カルシウム(完全食品)=骨(健康)」という洗脳が現代における基本ですが、結論をいえばこれは正しくありません。宮崎大学教授、島田彰夫氏の言葉を引用させていただきます。「牛乳は栄養価の高い完全食品とよくいわれますが、それは間違いですね。子牛にとっては完全食品でも、離乳期を過ぎた大人の日本人には一切の乳製品は不要です。

確かに、牛乳は子牛(生まれた時約50kg)にとってはわずか23年で成牛(4001000kg)になるのに必要な完全栄養食品です。この牛にとって完全食品を人が摂るとどうなるか。一言でいうと、「早熟」と「早老」をもたらす。体は早く大きくなるが様々な病気にかかりやすくなります。具体的にいうと、牛乳に含まれる乳糖は、ラクターゼという分解酵素によって分解されるのですが、このラクターゼが日本人を含むアジア人、アフリカ人などの場合、離乳期以降は分泌されなくなるのです。「分解酵素がないのに牛乳を飲み続けるとどうなるか。乳類に含まれているカルシウムが吸収できないだけでなく、他の食品から摂取したカルシウムを体外へ排せつしてしまうというデータがすでに1960年代に報告されています。」(島田教授)

つまり、骨を強くしようとして飲んだ牛乳が逆効果になるというのです。これには牛乳に多く含まれているリン(母乳の6倍)が深くかかわっているといいます。リンは食品の酸性度を示す指標になっているくらいですから、アルカリの指標となっているカルシウムを奪い骨を弱めことは容易に理解できるところです。

日本人は昔から牛乳なんて飲んでませんでした。食が欧米化すればするほど、健康にとっては悪いということは数々証明されていることです。

(医者とおかんの社会毒研究より抜粋)