フッ素樹脂加工
フッ素の融点は約330度なので熱に強く、
しかもフッ素原子が密に並ぶため、触った時にすべすべしています。
熱に強く、酸やアルカリにも冒されず、
有機溶剤にも溶けないという安定した性質を持っています。
電気を絶縁し、滑らかであるために、ローラー、ベアリングなど
工業性品によく使われています。
日用品ではフライパン、鍋、ホットプレート、炊飯器の内釜に
焦げ付き防止処理され使われていますが、
万が一にも空焚きし、温度が470度を超えるとパーフルオロイソブチレンが、
500~650度でフッ化カルボニル(フルオロホスゲン)という有毒ガスが発生します。
防水スプレーにも使われ、スキーウエアーや雨対策として布表面
などにかけて、水を弾かせます。
撥水材は1%以下で、それを薄めるための有機溶剤が90%、
残りがLPGなどの噴射剤です。