紙、それともプラスチック
(ABパック、アプセティックブリックパック、アルミつき紙パック)
紙パックと呼ばれるその殆どがプラスチックと紙でできています。
ジュースや牛乳の紙パックは、紙をポリエチレンで包み込んだもの
が多く使われています。
外側からポリエチレン、紙、ポリエチレン、アルミ、ポリエチレン、
ポリエチレンという風に使われています。
(レトルトパウチ)
インスタントなどのパック、外側からポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリアミド、アルミ、ポリプロピレンで出来ています。
(紙おむつ)
紙と名がついていながら、殆ど紙が使われていない?
お尻の部分の表面材はポリエチレンやポリプロピレンが使われ、
外側部分の防水材はポリエチレンフィルム等、立体ギャザー伸縮部分
はウレタンフィルムなどが使われています。
吸収材に吸収紙、パルプをほぐしたフラフパルプ、
そしてゼリー状になって水分を逃がさない高分子吸収体が使われ、
粘着テープはポリプロピレンが使われています。
(ラミネートチューブ)
歯磨き剤、化粧品などに使われ、中身が最後まで出しきれますが、
ポリエチレンと紙、アルミ(5~8層)がはり合わさって(ラミネート)出来ています。
(合成紙)
一切紙が使われていません。
主にポリプロピレン樹脂に添加剤を加えて作られます。
耐水性と強度に強いので,、ポスター、ラベル、地図、宅配便の伝票、
選挙の投票用紙などにも使われています。
(不織布)
読んで字のごとく、織らない布。
編み物でも紙でもなく、繊維同士を接着剤でくっつけてシート状にしたものです。
ティーバックやウェットタオル、紙おむつなどにも使われています。
レーヨンなどの合成繊維も使われています。
(塗工紙)
雑誌やカタログなどカラー印刷されている光沢のある紙が塗工紙と言われ、
コート紙、アート紙とも言われます。新聞折込のチラシ類、カレンダー、ポスター、
パンフレット、写真集などがそうです。菓子などの食品、医薬品や化粧品など
の製品の箱に使われているボール紙も塗工紙が使われています。
塗料を塗り、圧力をかけて紙の表面を滑らかにし、光沢を出したもの。
接着剤として合成のゴム(ラテックス)が使われています。