紙、それともプラスチック


(ABパック、アプセティックブリックパック、アルミつき紙パック)

紙パックと呼ばれるその殆どがプラスチックと紙でできています。


ジュースや牛乳の紙パックは、紙をポリエチレンで包み込んだもの

が多く使われています。

 外側からポリエチレン、紙、ポリエチレン、アルミ、ポリエチレン、

ポリエチレンという風に使われています。



(レトルトパウチ)

 インスタントなどのパック、外側からポリエチレンテレフタレート(PET)、

ポリアミド、アルミ、ポリプロピレンで出来ています。



(紙おむつ)

 紙と名がついていながら、殆ど紙が使われていない?

 お尻の部分の表面材はポリエチレンやポリプロピレンが使われ、

外側部分の防水材はポリエチレンフィルム等、立体ギャザー伸縮部分

ウレタンフィルムなどが使われています。


 吸収材に吸収紙、パルプをほぐしたフラフパルプ、

そしてゼリー状になって水分を逃がさない高分子吸収体が使われ、

粘着テープはポリプロピレンが使われています。



(ラミネートチューブ)

 歯磨き剤、化粧品などに使われ、中身が最後まで出しきれますが、

ポリエチレンと紙、アルミ(58層)がはり合わさって(ラミネート)出来ています。



(合成紙)

 一切紙が使われていません

 主にポリプロピレン樹脂に添加剤を加えて作られます。

 耐水性と強度に強いので,、ポスター、ラベル、地図、宅配便の伝票、

選挙の投票用紙などにも使われています。



(不織布)

 読んで字のごとく、織らない布。

 編み物でも紙でもなく、繊維同士を接着剤でくっつけてシート状にしたものです。

 ティーバックやウェットタオル、紙おむつなどにも使われています。

 レーヨンなどの合成繊維も使われています。



(塗工紙)

 雑誌やカタログなどカラー印刷されている光沢のある紙が塗工紙と言われ、

コート紙、アート紙とも言われます。新聞折込のチラシ類、カレンダー、ポスター、

パンフレット、写真集などがそうです。菓子などの食品、医薬品や化粧品など

の製品の箱に使われているボール紙も塗工紙が使われています。


 塗料を塗り、圧力をかけて紙の表面を滑らかにし、光沢を出したもの。

 接着剤として合成のゴム(ラテックス)が使われています。