最近問題になっている葬儀費用の高騰についてNHKの朝イチで
特集が組まれていました。
葬儀をなるべく安く済ませたいという遺族に対して高額な
金額を請求する葬儀ビジネスについての内容でした。
業者からすれば、高付加価値を提供して金をむしり取りたい
という思惑もあるでしょうが、葬式というのは突然の出費であり
なるべく抑えたいものです。

さて、先日古い友人の母親がお亡くなりになり、葬儀代に難儀していました。
借金だらけの事情があり、業者から60万の見積もりが出されて
四苦八苦していたようです。
以下は友人の公開された資料の一部抜粋。


不要な金額がコース料金として設定されていますね。
そもそも通夜も告別式もやらない家族葬でエンバーミングとか
いらないはず。
それでも契約書にかいてあるからと請求するわけです。
ちなみに互助会に入っていたそうですが、本来の互助会は
盛大な葬式を上げるときに毎年少しずつ積み上げていくもの。
通常の通夜・告別式は百万~3百万とかかるのでもしものときに
備えて積み立てた方がいいですよね。
と、軽い気持ちで互助会に入会したと思われるが、ほかに
身寄りのいない人にとっては無駄な経費でもあります。

さて、うちの父親が亡くなったときの話をします。
亡くなったのは2005年でした。
秋葉原の三井記念病院に入院していたのですが、最初に末期の
肺がんと診察されました。
この時は本人には病状を伏せています。
肺に対して放射線治療を行って腫瘍を小さくしましたが、脳に転移しました
脳に対しても放射線治療を行いましたが、その次は脊椎に転移します。
脊椎は2パターンあって、中の神経の場合と骨の場合がありますが
父の場合は神経でした。
脊椎の骨の中で神経が膨張するので体全体に痛みが生じます。
触っただけでイタイイタイってなるわけでモルヒネを処方しても
痛みは残りました。
脊椎は肺の放射線照射と重なるため、これ以上治療できなく
手の施しようはありませんでした。
死ぬ3日前ぐらいから肺炎になり昏睡状態になっていたのが救いだったのかもしれません。

亡くなる当日は金曜日で朝から病院に行きました。
その場では妹夫婦と父の再婚相手がいました。
この再婚相手がキ〇ガイで自分の思い通りにならないと癇癪を起し、
周りと喧嘩します。
とにかくやっかいな人です。
亡くなる前にも葬儀について話をしましたが、葬式を上げる場合は
「あんたが全部金を出しなさいよ」という感じになるので火葬のみと
考えたわけです。
実際の所、自分の貯金もほぼなく葬式を上げることも困難だったわけですが・・。

で、金曜日に4人集まったわけですが、集中治療室に運ばれた
父は複数の医師によって診察を行っていたものの心臓が止まり
亡くなりました。
おそらく診察のために体を横にしたときに心臓が止まったのでしょう。
ほぼ虫の音だったのでここまで生きているのが奇跡に近かったです。

さて、悲しみを通り越してこれからどうするか親族と話しました。
まず父の勤めている会社の社長に電話します。
父の会社は4人だけで、父を含めて3人で設立した小さな会社で
社長とは親しい間柄です。
そもそも病院と会社は徒歩3分のところにあるのですぐ来てくれました。
そして仲のいい従兄弟に電話しました。
従兄弟は私より父に近い年齢であり、私よりも長い付き合いです。
すぐ来てくれて遺体の前で号泣してくれました。

ここから今後どうするか話し合いをしました。
社長経由で取引先や友人関係に連絡を回してもらいました。
従兄弟経由で田舎の親戚にすべて連絡が行きました。
葬儀は行わずに火葬のみをすると事前に伝えています。

ここからは手続きになります。
まず病院で死亡診断書を即日発行してもらい、これは再婚者に
区役所にもっていってもらい火葬許可証の申請をしてもらいました。
ご遺体については病院では日をまたぐ安置はできないとのことで
どうしたものかと思ったけど、火葬場ではご遺体を預かってくれるとのこと。
火葬場は病院の紹介で三河島駅近くで決まりました。
法律上24時間たたないと火葬できないので、日曜日に決まりました。
ご遺体は確か霊柩車かな?病院から火葬場まで移動してもらい同行したと思います。
(ここは記憶が定かじゃない)
本来は葬儀屋の人が、用意した棺桶に入れて飾ったりするけど
ここは病院関係者が行ったのでほぼタダだったんじゃないかと
思われます。(または入院治療費に含まれるか)


日曜日に火葬場に行きますが、ここで人が多く集まったことに
驚きました。
親戚は15人ぐらい?あと仕事の付き合いがあった日立系の人や
九州から駆けつけてくれた友人らが10人ぐらい?
急な葬儀連絡で駆けつけてくれたので申し訳なかったですが、
これも社長さんと頼れる従兄弟のおかげです。
で、遺影は会社が写真関係の仕事なので即席で用意してくれました。
棺に入れる花も親戚が持ってきてくれました。
本来は住職を呼ぶところですが、告別式もないので呼べません。
しかし、叔父が創価学会の会員でありお経を全部覚えているので
火葬中は唱えてくれました。

実は葬儀前に課題があって、分骨をする話になっていました。
お墓は母の眠る墓地があるのですが、再婚相手はそこに入れるのは
反対でした。
というか前妻の匂いのするものは全て処分する性格なので
すんなりと納骨できるわけじゃありません。
そこで分骨にしようと話になっていました。
ただ、妹夫婦が直前で気を利かせて火葬担当の人に1つの
骨壺で納めてと言っていたらしく1つになりました。

その後どうなったかというと再婚相手は最後に癇癪を起して実の娘と
一緒に帰ってしまいました。
一同あっけにとられましたが結果オーライでした。
もし分骨したところであの女の性格なら燃えないゴミとして捨てられたことでしょう。

その後ですが、火葬が終わったので解散となるところ従兄弟の
計らいでお別れの会を開くことになりました。
三河島から上野に移動し、お座敷のある宴会場でした。
静かな個室でお別れの会にぴったりな場所でした。
この費用は従兄弟持ちで申し訳なかったです。
(この従兄弟は社長でホンダレジェンドを乗り回す金持ちです)

お別れの会の後に西高島平の従兄弟の家に泊まらせてもらって
翌日お墓に納骨しました。
この時はお坊さんを呼びましたが。

まあ、骨壺を持って自分の賃貸アパートに帰ってきたら
さぞ寂しくて泣いてしまうと思うので従兄弟に助けられて感謝です。
(一応仏壇の前に骨壺を置く準備だけはしていた)

さて、この盛大な(?)家族葬の費用は正確なところ覚えていませんが
火葬代とその他の手続き費用を合わせても10万ちょっとでは
なかったでしょうか。
お別れの会は別として。
何しろ葬儀会社は関与してないし、献花や遺影は自前です。
後日位牌を用意したり一周忌などの行事の費用は別とします。
友人との経費の比較は次の通り。


もし急な不幸が訪れたときに参考にしてもらえたら幸いです。