■2013年3月31日

多摩川で有名なマルタウグイ釣り。

この時期は海から遡上して浅場で産卵するんだとか。

産卵中のマルタ（雄？）は目の前に来たものを威嚇して咥える為、ルアーやフライで釣れるらしい。

埼玉でも釣れる場所があり、近場なので何回か様子を見に行った。

1ヶ月ほど前から、深場に40～50センチほどの魚の群れが泳いでいた。

鯉と一緒に泳いでいるが、キラキラとヒラウチをしていて鯉ではない。

この時期のマルタは餌を食べないらしいのだが、苔のようなものをついばんでいた。

今年は産卵行動が遅いのか、上流の浅場にいるマルタもおとなしい。去年は水面が真っ黒になるほど魚がいて、お祭り騒ぎだったらしいのだが・・・

事前調査でマルタの群れがいて、釣り人のいない良ポイントを発見していたので、そこで釣ってみる事に。

この日もマルタの群れが確認できた。

バスロッドに金色スプーンで釣り開始。

水が透明なのでスプーンの動きがよく分かるのだが、流れが速く水深が浅いので、難しい。

コントロールしながら群れの近くを何回か通すも反応なし・・・

魚はあまり逃げないので、何度も何度も繰り返す。

すると、強烈な引きで一気に走られた！

ギュルルルルルー！

ドラグ止まらない～。

あんまり締めるとフロロ6lbなので不安・・・竿はなんか折れそうなぐらいに曲がってるし。

マルタってこんなに引くのか！すごいな！

そのうち浅場に突っ込んで座礁。

初めてのマルタは背びれのスレであった。

このマルタは婚姻色が出ていないな。

・・・・・

カイデーのゴイニーかよ！

60センチぐらいあるニゴイであった。

こんな大きいニゴイは初めて釣ったけど、なかなかの瞬発力だね！

その後も同じポイントで色々試したけど、無反応。

バシャバシャやってないマルタは反応しないようだ。

寒い釣りになったので移動。

上流にいくと釣り人多数！

これは期待大！

と思ったのに誰も釣れてない。

餌の人も、フライもルアーも誰も釣れない・・・

40匹ぐらい釣って腕が筋肉痛になりました。

って去年の某ブログに書いてあったのに～。

これは釣れないな・・とウロウロしていたら、夕方になって良さそうなポイントがあいた。

バシャバシャやってるし、釣れるかも！

流れが速くて浅いし、根掛りが多い・・・

色々試した結果、根掛りに強そうなシャッドで、角度的にはアップクロスでしか投げれない。

流れが大分速く、ルアーが上手く泳いでいるか怪しい。さらに、こんなルアースピードで魚がちゃんと食べてくるのかも怪しい・・・

不安要素しかないけれどやってみる。

すると、すぐに結果は出た！

ググググーバシャバシャー！

流れに乗るとなかなかの手ごたえ。

けれどもスタミナはそれほどなく、最初のニゴイの強烈な引きには及ばない。

１分以内で取り込めてしまう。

オレンジ色のラインが格好いい！

背中はゴールドっぽい渋い色で、黒とのバランスも良い。

ポイントが限られてしまったので釣りとしては微妙だったが、魚の格好良さで救われる。

5匹釣って口で食べていたのが２匹、口周辺のスレで3匹であった。

もっと流れの緩やかなところで口を使ってくれたら最高に面白そうだけど、そう都合よくはいかないのね・・