弁護士を入れます。

と 馬鹿女の旦那からメッセージがきてから   

その不安と 怒りと 馬鹿女を痛い目にあわせてやる!という気持ちが入り交じり 
また気持ちの上下が 激しくなる。

馬鹿女の旦那から連絡が来るのを毎日毎日 待っていた。


そして 数日後
精神科の予約日が来た。

夫も一緒に行ってもらい 待合室で待つ間 
不安そうな私を見て 夫は ずっと手を繋いでけれている。

◯◯さんですか?
と白衣の女性がきた。

ハイ。
◯◯です。

副院長の◯◯です。
よろしくお願いします。

と  丁寧な対応  そして優しい口調と 
マスク上の 優しい目。

少し安心した。

では まず 問診させてください。
こちらへ どうぞ。
ご主人は ここで お待ちくださいね。

私は 夫の手をなかなか離せないでいると
夫が 

大丈夫! ここにいるから。

と 先生の方へ私を促した。


真っ白い部屋。
真っ白いテーブルと椅子。

ここへ どうぞ!と椅子を引いてくれる。

恐る恐る座る。

そして 副院長が
ここちよい あの口調で 

よく電話してくれましたね。
辛かったですね。

その言葉だけで 涙が溢れた。

そして 家族構成や 不倫発覚前の事 発覚後の事  今現在の事 すべて話した。
一つ一つ質問してくれ 答えやすい。
自分からだと 何を話せばいいのか わからなくなってしまうから  質問してくれた方が私は助かる。


向かい合って座っていた副院長が 泣きじゃくる私の横へきて 
大丈夫ですか?と背中を擦ってくれた。
その暖かな手 優しい言葉で 落ち着きを取り戻し また話す。

前の病院とは大違い!
ここへきて よかった!!!と思った。

どのくらいの時間がたっていたのかなぁ~
すごく 長い時間話をしていたと思う。


内容は よくわかりました。
では  次に 院長の診察となります。
待合室で少しお待ちくださいね。
と   待合室の夫の元まで 連れていってくれた。
部屋から出ると
夫が 近づいてきて 副院長と交代し ソファーへ 座らせてくれた。
夫は 私の肩を抱き
大丈夫? ごめんね。辛いね。と…

待合室には他の患者さんは居なかったと思う。

しばらくすると
副院長が 呼びにきてくれた。

お待たせしました。
今から院長の診察です。
こちらへどうぞ。
と 
別の部屋に入る。

そこには 男性の先生。
優しそうな顔。

どうぞ!と副院長が椅子にすわらせてくれる。

院長の たまです。
副院長から 話はききましたよ。
辛かったですね。

と 
パソコンをパチパチしながら 
でも 話すとき 私が話しているときは
しっかり私を見てくれている。

◯◯さんは 頑張りやで チャレンジャーで
とても前向きな方なんですね。
今までの お話を聞いても なかなか ここまでやれる方は少ないですよ。
そんな奥さんを こんなに辛い思いさせる旦那さんは許せませんね。
旦那さんその若い女にだまされちゃったかなぁ~・・・
話を聞く限り  女は 旦那さんがお金持ってる風に見えたから お金目的かなぁ~・・・などなど  
話した。

弁護士を入れる気はありますか?

ハイ。
この前・・・
と (馬鹿女の旦那とのやり取りを話し)
弁護士にお願いしようと思っています。
それは夫にも話をして 夫も了承済みです。

そうですか!
弁護士を入れること 
僕も賛成です。



私の考えは間違ってなかったんだ!と
また ホッとした。


そして 
薬の話しになり

前の薬は…
これは強すぎるねぇ~
これのんだら 動けなくなったでしょ!
この量は多過ぎて 動けないよねぇ~。

ハイ!
動けなくて ずっと 布団にいました。歩くとフラフラして 這ってトイレいったりもしましたし…


ですよねぇ~。
この量は…
今日出すお薬は◯◯と◯◯で
少し続けてのまなければいけないけど
徐々に効いてきて 安定していくお薬です。楽になっていきますよ。
あと どうしても 落ちちゃってどうしようもない!って時に飲む お守りみたいなお薬◯◯も 出しますからね。


院長の診察も長い時間だったと思う。

前の病院とは大違い!!!
私が悪いなんて言わない!

優しい表情で話を聞いてくれて 優しく応答してくれる。
もっと早く来ればよかったな!と思った。


最後に院長が

旦那さん一緒にきてるんですよね?

はい!来てます。

旦那さんも かなり 反省してるね!
なかなか病院一緒に来てくれる旦那さんって少ないよ(笑う)  
でも 妻が苦しんでるんだから  それは 本当は 当たり前なんだけどね。
なかなか その辺わからないご主人が多いんですよ。

最後は 笑顔になれるような会話で終わった。

ありがとうございました。
来てよかったです。
もっと早く来ればよかった!と思います。と
頭を下げて部屋を出た。


夫が 近づいてきて
また私の肩を抱く。
ソファーに座り。
話できた?

うん!

よかったね!聞いてもらえて!
少し楽になった?

うん!

よかった!よかった!と 強く抱き締めてくれた。

会計を済まし 
ありがとうございましたと挨拶し病院を後にした。

車の中で 
病院での話をした。

弁護士をいれる事も 先生は賛成ですといっていた事
病院に旦那さんがついてきてくれるのは 少ないって事
すべて話した。


この病院にしてよかったね!と
私も夫も。

薬の力を借りて  先生の力も借りて  
そして夫の力もかりて
一歩一歩 ゆっくりでいい 
前に 進みたい。そう思った。



まだまだ
馬鹿女の旦那からの連絡はない💢💢💢💢