「ミニストップ」業績悪化が止まらない…強みだった「ソフトクリーム」が重荷に
2026年2月5日 7時0分 現代ビジネス
ミニストップが大幅な赤字に
イオン傘下のコンビニエンスストア『ミニストップ』が、1月8日に発表した資料によると、2026年2月期の最終損益が、約60億円規模の最終赤字に転落する見通しであることが明らかになった。当初は7000万円の黒字を見込んでいただけに、業績予想の大幅な下方修正となる。
この赤字はミニストップにとって創業以来の「重大な事案」と位置づけられる規模だ。背景には、店内調理商品の消費期限ラベルを貼り替えるなどの偽装問題があるだろう。ミニストップの店内厨房で製造された「手づくりおにぎり」や、「唐揚げ」「アメリカンドック」などの総菜で期限の偽装が発覚したのだ。
この問題を受け、ミニストップは店内調理商品の販売を全国的に停止。販売再開は段階的に進められているものの、来月末時点でも再開店舗は全体の約4割(約700店舗)にとどまる見込みとのこと。
だが、この問題以前からミニストップは最終赤字を計上しており、実は3期連続の最終赤字となっている。
三大コンビニ以外は生き残れない?
一方、国内のコンビニ市場では、『セブン‐イレブン』、『ファミリーマート』、『ローソン』の三大チェーンの存在感が一段と強まっている印象。出店数の規模はもちろん、商品開発力、販促キャンペーン、デジタル施策に至るまで、あらゆる面で体力差は拡大しているのが実情だ。
これにネット上では、「三大コンビニ以外は、もはや生き残れないのではないか」といった声も相次いでいる。
では、なぜここまで差が開いてしまったのか。三大コンビニとミニストップを分けた決定的な要因は何だったのか。そして、ミニストップは今後もコンビニ市場で生き残る余地があるのか。このような疑問について、コンビニジャーナリストの吉岡秀子氏に解説していただいた。(以下「」内は吉岡氏のコメント)
大手3社とミニストップの歴然とした差
まず、三大コンビニとミニストップの規模の違いを、現在の国内店舗数と売上高から確認してみよう。(店舗数はいずれも2025年12月時点、売上高は2025年2月期)
セブン‐イレブンの国内店舗数は2万1857店舗、売上高は5兆3698億円。
ファミリーマートの国内店舗数は1万6407店舗、売上高は3兆2438億円。
ローソンの国内店舗数は1万4694店舗、売上高は2兆8918億円。
これに対し、ミニストップの国内店舗数は1795店舗にとどまり、売上高は874億7500万円だ。
この数字からも、三大コンビニとミニストップの間にある「規模の差」は一目瞭然。このような規模の差は、いつ頃から決定的になったのだろうか。吉岡氏は、その背景に「歴史の差」があると指摘する。
「そもそも、創業のタイミングから差があります。セブン‐イレブンは1974年、ローソンは1975年、ファミリーマートは1978年にフランチャイズ1号店を出していますが、ミニストップのフランチャイズ展開は1981年。後発だったことは否めません」
「独自路線」が逆に重荷に
セブン‐イレブンなどには先行者利益があり、その“遅れ”を補うため、ミニストップは独自路線を選んだ。
「後発だったミニストップは、差別化のため創業当初からコンビニとイートインや店内調理を融合させた、“ファストフード型コンビニ”という独自の店舗スタイルを確立させていたのです。しかし、その“強み”だったモデルが近年は逆に重荷になっているのかもしれません。
いま、最大の問題は人手不足。ミニストップは滞在型・店内調理を前提としたオペレーションを組んできましたが、それだけ現場の負荷も大きいのです。かつては武器だった仕組みが、結果的に従業員の負担を増やし、課題に転じてしまった面があります」
デジタル化と自動化の遅れ
さらに、三大コンビニとの“差”が決定的に広がった分野として、吉岡氏はデジタル化と自動化を挙げる。
「AIや自動化で加盟店のスタッフの負担をどう減らすかという点でも、大手3社とミニストップの間に差がつきました。たとえばローソンは、KDDIと三菱商事が2024年8月からそれぞれ50%ずつ株式を保有する共同経営体制に移行し、テックとリアルの温かみを融合させた取り組みを進め、AIやロボットによる店舗業務の自動化、リモート接客による新しい購買体験を実装しています。
こうした動きはローソンに限らず、他の2社も、省人化や自動化への投資を積極的に進めてきました。2020年以降、DXの流れが一気に加速するなかで、三大コンビニとミニストップの差は、よりはっきりと感じられるようになっていったと考えられます」
記事後編は【「ミニストップ」が閉店ラッシュ…店内調理やソフトクリーム、独自性に隠れた「決定的な弱点」】から。
【つづきを読む】「ミニストップ」が閉店ラッシュ…店内調理やソフトクリーム、独自性に隠れた「決定的な弱点」
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ミニストップのうりはソフトクリーム、何度か味変があって、うまかったり、えっと思う事もあり、
最近は行きつけのミニストップが無くなってしまったので、わからないけどね。
セブンもソフトやってたけど、すぐやめちゃったからね。
やはり、美味しいソフトをやってほしいなあ。
