最近、YouTubeでよくみているのが、「耳あかそうじ」の動画である。
わたしは、ふだん、「耳あか」とは言わず、「耳くそ」と呼んでいる。「くそ」がつくと、なんだか「あか」より、格段に汚さが増すと思うのは、私だけだろうか。
そんなやつに、なぜ興味を引かれたのかわからない。ただ、なんとなく見始めたら止められなくなり、今にいたる。
この動画を見て、心底驚いたのが、耳くその量。「聞こえが悪くなった」とか、「耳が痛くなった」とか書かれているが、そりゃあそうでしょ。耳の穴の入り口まで、にっちりと耳くそが詰まっているのだから
それを、ヘラのような道具で周囲からそぎ落とし、さらにペンチのような物を使って引っ張り出していくのだ。
ところが、こやつは、素直には出てこない。力いっぱい抵抗するのである。この耳くそとペンチのせめぎ合いの時、私はいつも下腹に力を入れて、息をつめる。結局、最後には、戦いに負け、ずるずると引きずり出されていくのだが、それを見ると、自分は何もしていないのに、ハアッと息を吐きながら、ささやかな達成感を得るのである。
しっかし、事はそれでは終わらない。こんなすごいブツが出たのに、さらにその奥に、第二陣がどおんと控えているのだ
それには、どんだけ溜めたら気が済むんだろう?と呆れを通り越し感動さえする。
その後、第3陣、第4陣の攻防を経て、やっと、耳の奥に白い鼓膜が見えたところで、動画は終了するのだ。
きっと、この耳くその主だった人は、あまりの聞こえの良さに、感動してるんだろうな。
聴覚って大事だから、ずいぶん生きやすくなったのではないかと思う。
こんな事に興味を持つのは珍しいのかと思ったが、動画はたくさん上げられているし、再生回数も1000万を超えているのもある。でも、友達に「ちょっと耳あかそうじの動画みてたらさあ・・・」とは、言えないなあ。なんか、ドン引きされそうだもの。