僕は今までずっと、自分が感じている嬉しいことや楽しいこと、
悲しいことや苦しいことは、
言葉にして言わなくても、
わかる人にはわかって貰えると思っていた。

でも最近気づいた。そんなことないって。

むしろ言わなきゃわかって貰えないことだらけだって。


2年前、僕は高校の卒業式で壇上に飛び乗って、踊った。

ダンスを習ったことはなかったけれど。

いろんな気持ちがあって、その時は半分頭もおかしかったけれど、誓いも込めて、僕は踊った。


世界で活躍するダンサーになる って。


みんなの卒業アルバムの背表紙に書いたりもした。

その頃の情熱を、ふと思い出す。



話は変わるけれど、昨年末からずっと傷めていた自分の膝が、
先日ついに限界を超えて僕はいま踊れない。

リハビリはしているけれど、
治療が遅れて手術をするのかもまだハッキリしないし、
正直いつになったら治るのかも全くわからない。
ストレスで耳の後ろは腫れ上がるし、
毎晩嗚咽するほど涙が出る。


膝を怪我したくらいで大袈裟だ、と思われるかもしれないけれど、
小さい頃から病気で運動ができなかった自分にとってダンスは、
自分が存在している意義でもあるし、自信でもある。

今は踊れない自分が何者なのかわからないし、
身体を動かして人に何かを伝える喜びを感じることもできない。


だけど世間から見たら、こんな無名の若造がダンスをできなくなったからって、
誰も悲しまないし、誰も困らない。

それがまた悔しくて仕方がない。


こういう状況を乗り越えてこそ人は成長すると思うから、
いましかできないことに努めているけれど、
どうしても不安が勝る。

就職をするつもりは微塵も無いけれど、
今日から大学3年生になって、
夢と現実を行き来している。


こんな状態だけれど、いや、こんな状態だからこそ、
僕はまたここに誓いたいと思う。

夢や目標は人に言ったほうが良いと思うから、
もうちょっとだけ見てください。









僕は、



世界で活躍する人になります。




世界で活動するという目標は今も変わりません。

でも今度は、ダンサーではなくて、世界で活躍する人になるという目標です。

ダンスをしないと言う訳ではありません。

この一年間ダンス以外にも演技と歌を学んで、自分とは違う夢を持っている人にもたくさん出会って、
自分の色んな可能性を広げたいと思いました。

もしかしたら、そのために神様が時間を与えてくれたのかもしれないです。


勿論夢はダンサーです。

膝は治すつもりしかありません。


だから、、、
応援宜しくお願いします。









P.S.

イスに座ったままの振り付けを作ったので、
折り畳みの椅子を持ってスクランブル交差点かどこかで動画を撮ってアップしようと思います。

そのときはよかったら見てください。











堀野一穂