FAIRYTAIL100YEARSQUEST第152話『託されたもう1つの想い』感想 | ルーメン・イストワール

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扉絵

扉絵は、燃ゆるナツ

いかにもナツらしいファイアー!!な絵。

炎が燃えたぎってて良きです


金に染まる世界

ビエルネス戦クライマックス

ギロッとナツを睨み、本格的に敵認定したビエルネス。

金神竜は空を飛び上空に行き、ここから戦いのラストフェーズが始まります。

上空から放つ無数の爆撃。

威力に関しては範囲が広いだけでそう特徴的なものはありませんが、その効果が特別。

ビエルネスの力によって空が金色に染まっていきました

どういう原理なのか分かりませんが、空、即ち世界の見え方が変わるのはとんでもない影響力です。

地上から戦いを見守るルーシィ達は「とてつもないエネルギー」を実感し、ジェラールはこれを「まさに神の所業」だと表現していました。

森羅万象に変化をもたらすような力はまさに「神」の名に相応しいです。

空を金色に変える光景が神々し過ぎる。

単なる竜じゃない。神の次元の竜だからこそ発揮された絶大な力でした。


ビエルネスの本気

「身の程を知れ 人間よ」とついに口を開いたのもここからが本気だと実感します。

これまでは全く喋らずに戦っていましたが、ついに話し始めました。

ここまで喋らなかったのは、喋る価値を感じていなかったからでしょうね。

かつて天狼島でアクノロギアに襲われた時、人の言葉を話せるのにそうしなかった理由と同じ。

「それでも言葉を使わないのは人間を虫ケラとしか思っていないからだよ 害虫に話しかける者などいない それと同じ」とゼレフが言っていました。

ギルティナの五神竜にとっても人間は話す価値を感じない虫ケラのような存在なのでしょう。

しかし、ついに口を開いたのはそこまでの存在と認めたのかな。

好意的に認めたというよりかは思っていた以上のしぶとさに半ばキレるようなかたちで反応してしまったというか

「消えよ 目障りだ」と言って発動したビエルネスの力。

ビエルネスが謎の光を放ったと思いきや、地上にいたルーシィ達の体が黄金に変化していきます。

無条件で体の自由を奪われていくタイムリミットのある戦い。

ここまで本気の力、いよいよこの戦いもクライマックスだなと実感しました

ここまで躍起になって攻撃してきてるのだから、内心焦ってるのが分かる。

「神の竜に抗うなど人間の分を超えている」と言いながら、最初はここまで人間が自分に食らいついてくるとは思っていなかったのでしょう。

それは「人間とは口を聞かない」という本来の自分らしさすら失うほど。

ビエルネス、ダサさや愚かさが見えてきて良いですね〜

滑稽なかたちで倒されてくれるとラスボス撃破として爽快感が増す。


託されたもう1つの想い

ナツ&ハッピーまで体が徐々に黄金化していき、タイムリミットを考えるとこれが最後の一撃

仲間から託された全魔力をこめて、ハッピーに喉元まで連れて行ってもらいます。

ナツの指示はビエルネスの発動しようとしているブレスの中。

攻撃の渦中に突っ込むなんてどうかしていますが、ナツには狙いがありました。

これは、ビエルネスの中に微かに残ったアテナの意思という事で良いのかな。

ブレスを通じて、ナツに金の炎を託したと自分は解釈しました

「ナツ この"炎"を使って」というアテナの言葉を聞いて、受け取る力。

「金の炎」なんて最初は何のこっちゃと思いましたが、ジェラールの解釈が正しいならこれはゼロ戦でも食べた「咎の炎」と同種の力。

ドラゴンフォースも場合に寄っては黄金色をしている時があり、FAIRYTAILの世界において「金」と「炎」は特別な関係があるんでしょうか

ナツ、カラッとしてる印象ありましたが、しっかりアテナの想いを受け継いでくれていたのも良かったです。

ナツから「これからを生きる奴だったのに」と言ってもらえたのが良かった。

ルーシィだけじゃなくナツ達全体にとってアテナは存在感を残したんだ。

それだけでアテナが生きた意味を感じられる

ナツの「金の炎」を纏う絵面もかっこよかったです。

ゼロ戦やゼレフ戦で見せたドラゴンフォースを彷彿とする金の炎。

欲を言えば技も「金」と付いた新技が見たかったですが…!

しかし「炎竜王の崩拳」でもこれは別格に強いバージョンなのでしょうね。

炎に爆撃されるかのようにビエルネスが粉砕してる。

アテナの想いも受け継いで、ビエルネス戦クライマックスに相応しいラストでした