本日のニューヨーク動画は

フェリーの甲板から見たマンハッタン。

自由の女神越しに望むツインタワー(=WTC)

ともかく懐かしい。

 

 

 

 

1980年代末から1990年代初頭は、

ニューヨークに限らず

世界的に激動の時代だったけれど、

少なくとも今よりはまともな世の中だった気がする。

 

冷戦構造が終わり、

少なからず国際社会に希望の光がさしていた。

もちろん差別や社会の分断はあったけれど、

ドナルド・トランプ的な欺瞞に満ちた現在よりは

よほどマシだったように思える。 

 

ニューヨークで生活を始めたころに

ツインタワーの屋上から見たマンハッタンの風景は、

今でも脳裏に焼き付いている。

超近代的な現在の上海やドバイなどとは違い、

マンハッタンのビル群には歴史があり、

他の大都市にはない

威厳のようなものを感じたものだ。

 

それが今はどうだろう…。

 

 

(Empire State Building/ photo: kazuhiko iimura)

 

(Downtown, NY/ photo: kazuhiko iimura)

 

(UKRAINIAN CONGRESS COMMITTEE OF AMERICA/ photo: kazuhiko iimura)

 

 

大切なものごとは大体においてわかりずらい。

でも注意深く観察していれば

自ずと気付けるもの。

だから、何気ない日常に目を凝らす。

もちろん肩が凝らない程度に…

そんな毎日がもう30年以上だ。

快晴の週末。

気温もググっと上がって汗ばむほどに!

当地アマーストにも

やっとのことで本格的な春が到来です。

 

というわけで本日は、

季節の花の写真を一枚。

(↓)はハナミズキですね。

 

 

 

 

英語名は「Dogwood」

うちのハナミズキは、

有名な歌にある通り「薄紅色」です。

ただし「花」ではないことは、

皆さんご存知の通り。

苞(ほう)と呼ばれるもので、

他の植物「がく」にあたるものですね。

東側の窓辺にある大株のツツジ。

その枝が別れたところに

「彼らの巣」を発見!

なかには小さな雛が二羽。

 

 

(カージナルの雛)

 

 

もう何年も

我が家の庭に住み着いている

カージナルがいるのですが、その子ども達です。

生後まもないのでしょう、

まだ目が開いていません。

 

でも、

カージナルの子育ては結構スパルタ式で、

ブルーバードなどの他の野鳥に比べると

体が随分小さい段階で巣立ちさせます。

2年前に初めて彼らの巣立ちを観察した時は、

「うそ、もう巣立ちさせるの!」

と驚いたほど。

 

なので今年の雛たち(↑)も

約10日ぐらいで巣立ち。

その後は、父さん母さんに餌をもらいながら、

灌木や茂みの中で成長するでしょう。

両親の「指導」の元に行われる

飛行訓練も楽しみ!

飛べる距離が徐々に長くなるのです。

 

以下(↓)は、2年前(2021年)に撮影した

カージナルの雛の巣立ちの様子です。

この時は西側の窓辺にある

灌木に巣をつくっていました。

 

 

本日の動画は、

『ダンスが主役』の五番街のパレードを!

人種の坩堝といわれるニューヨークらしく

パレードに参加している人たちは、

それぞれのお国柄を反映した

民族衣装を身につけて軽快に踊る。

 

 

 

 

コサック系、ラテンアメリカ系、南米系…

驚いたことに沖縄の舞踊(琉球エイサーかな?)まで!

まさに世界一有名な五番街で繰り広げられる

ダンスのお祭り』

 

 

 

 

いまさらだけど一応…

五番街はマンハッタンを縦断するアヴェニューで

ロックフェラーセンターや

エンパイア・ステート・ビルの東側を走る目抜き通り。

全長は約12kmで、ハーレム川(140 St. 北端)から

ワシントン・スクエア(Washington Sq. North 南端)まで

続いている。

 

なかでも超有名なのは

ブランド・ショップが立ち並ぶ49丁目から59丁目。

人気のこの10ブロックは、

おそらくテナント料も世界一高額なはず。

 

■動画後半は夏のニューヨークの表情。

消火栓から流れ出る水を

うまそうに飲む子ども達の様子は

This is the New York scene!」

当時大人気だったバスケットの神様、

マイケル・ジョーダンのTシャツ(背番号23)もいい。

 

公園入り口で談笑する人たち

奇抜な白縁メガネの女性

風船(バルーン)玩具を売るおじさん

懸命にホットドック屋台を押す男性

色々な人たちが、

思い思いに生きている街はいつだって魅力的だ。

先週から今週にかけて

ずっと当地はぐずついた天気で、

雨も多く、どんよりした冴えない日々。

でも、きょう(月曜日)やっと晴れ間が!

 

10日ぐらい前から

新緑の美しい(↓)時期になっていたけど

あいにくの空模様だったため

“訪れた春”を謳歌できない日が

何日も続いていた訳です。

 

 

(↑:Mt. Sugarloafの新緑)

 

(↑:Mt. Sugarloaf 山頂から見たDeerfield, MA)

 

さあ、暖かな日差しをいっぱいに浴びよう!

 

一年で一番心地よい季節を迎えて

本来なら陽光のもと春の花々を存分に楽しめるはず。

ところが今年は

ちょっとした異変が生じています。

 

(↓)は本日の裏庭の桜

 

(↑:花をつけることなく「葉桜」に!)

 

柔らかな若葉が綺麗な

いわゆる「葉桜」の状態ですが、

実は今年、一輪の花さえつけることなく

いきなり葉桜になったのです。

 

 

(↑:桜の若葉)

 

裏庭に桜の木を植えて11年目。

花をつけない年は一度もなく、

通常なら5月初旬のこの時期には満開を迎え

それはそれは美しいのです。

 

では、どうして今春は花をつけなかったのか。

 

例年通りなら、

冬の間、休眠状態だった「花芽」は

春先の気温上昇にともなって蕾になり

適宜「開花」するはずです。

ところが今年は、

冬から春先にかけての天候不順(暖冬や寒波)により

その開花メカニズムが狂ったらしい。

 

「花芽」は育たず、

「葉芽」だけが成長して若葉に!

 

ともかく、

桜のない春は寂しいものです。

 

さらには、

黄色い花が鮮やかな「レンギョウ」も

桜同様、今春はまったく花を咲かせていない。

自然の営みには抗えないけど、

さて、それもこれも気候変動が一因なのか?

このところ動物の話が多かったよう。

で、本日の動画もまた動物もの。

30年前のブロンクス動物園ですね。

数十年位じゃ種としての動物の容姿は変わらないから、

あくまでゴリラはゴリラ、

キリンはキリンだから、まあ安心だ。

 

 

 

 

ブロンクス動物園は世界最大級の広さ。

敷地面積は265エーカー(…と言われてもピンとこないだろうから)上野動物園の約8倍。

場所はマンハッタンのミッドタウンから

地下鉄やバスで約1時間なので結構簡単に行ける。

 

大都会の近くで

野生動物の在りようを垣間見れる人気のスポット。

2023年現在、

700種類約10000頭の動物が飼育されていて

屋内展示と屋外展示に分けられている。 

 

ブロンクス動物園の特徴は1940年代から

動物を入れる檻や柵を基本使わない展示方法

を取り入れている点。(パノラマ展示というらしい)

 

特に自然環境をできるだけ再現した屋外展示は、

野生動物の生息地に

足を踏み入れたような感覚を味わえるので、

野生で生きる動物たちの暮らしぶりを

擬似的ながら感じられるはず。 

 

最後に余談(?)を…

数年前この動物園があることニュースになった。

2020年4月のこと。

ここで飼育されているマレートラが

新型コロナウイルスCOVID-19)

感染したことが判明した。

ブロンクス動物園は

無症状だった飼育員から感染したようだ」と発表。

ほかにもトラ3頭とライオン3頭の感染が確認された。

米国でヒトから動物への感染が判明した

最初のケースだったそう。

今週は、

庭の菜園で使う「堆肥」運びを!

毎年この時期になると、

うちの奥さんが動物の世話をしている場所へ。

そこには年月をかけて出来上がった

「堆肥の山」(↓)があるのです。

 

 

(↑↓ 堆肥で出来た”山”)

 

 

ご存知の通り堆肥とは、

家畜のふん尿や牧草や落ち葉などを、

微生物の力を使って分解・腐熟させたもの。

いわば(↑)の堆肥は、

かわいい動物たち(↓)からの贈り物ですね。

 

 

(↑ ドンキー)

(↑牛)

(↑羊たち)

 

うちは大農園じゃないから

必要な堆肥の量も知れたもの。

シャベルでザクザクと“堆肥の山”を切り崩して

バケツやら袋に投入!

ものの30分もあれば(↓)のよう。

これを二三度繰り返せば、

我が家の「必要量」に達します。

 

 

 

 

準備ができたら

バケツや袋を「どっこいしょ」と車に!

実はこの「どっこいしょ」が曲者で、

きちんと膝を折り

両足のバネを使って持ち上げないと

すぐに腰をやられます。

悲しいかな…寄る年波には勝てません!

 

で(↓)が我が家の菜園。

持ち込んだ堆肥と菜園の土を

丁寧に混ぜればOK!

野菜の苗を植える準備が整う訳です。

 

その苗も順調に育っているよう…

乞うご期待!

 

 

ちょっと気が早いけど

本日のニューヨーク動画は、

アメリカ独立記念日の花火。

 

ニューヨークに住み始めた頃は毎年、

ミッドタウンのイーストリバー沿いに行って

花火見物をしたけど、

ともかく人が多くて難渋した。

もちろん、花火自体は美しい!

 

 

 

 

イーストリバーの中央あたりに

幾つか打ち上げ場所が設けられ

約5万発の花火が盛大にマンハッタンの夜空を彩る。

 

一度、イーストリバーを望むマンションの

高層階に住む知人の部屋で

パーティをしながら見物したことがあったけど

これは素晴らしかった。

人混みに悩まされることなく

涼しい部屋でビール片手に大輪の花火を眺める。

これって最高の贅沢でしょうね。

 

 

 

 

 

動画後半は初夏のマンハッタンの人物模様を!

消火栓から流れ出る冷たい水を飲む青年。

上半身裸で花束を売る男性。

ヒップホップを聴いてバスケットを楽しむ若者たち。

 

ニューヨークに流れる日常の空気と

この街で生活する人たちの息遣いを!

きょうは

二日前に生まれたばかりの

山羊の赤ちゃん!

双子ですね。(山羊には多いよう)

 

 

 

 

二頭とも同じような格好で

厩舎の隅の方で休んでいます。

面倒を見ているうちの奥さん曰く、

「ベージュ色の子はまあ分かるとして

黒っぽい方は、予想外の毛色」

 

ちなみに(↓)の写真の右側、

真っ白い毛色の山羊がお母さんです。

産後二日、たくさん母乳をつくるべく

ガシガシ餌を食べてます。

 

 

 

 

さらに、(↑)の写真の左側

薄く茶色の入った毛色の山羊だけど、

こちらも現在、

いつ出産してもおかしくない状態。

みんな今や遅しと

その瞬間を待っているところ。

 

この時期は出産のシーズン。

紹介した山羊のほか、

牛も「その瞬間」を待っている状態。

ここ数日のうちに

立て続けに新しい命が誕生するはず。

 

(↓)は生後2日の山羊が

立ち上がっているところ。

もちろん、皆さんご存知の通り、

彼らは生まれてすぐ自分の足で立って

母親の母乳を飲みにいくわけですが…。

 

 

 

本日の動画は、

タイムズスクエア周辺で

高層ビルの谷間を群れなして飛んでいた鳩。

そして、かつて住んだ1890年代に建てられた

レンガ造りのアパートを少々。

 

 

 

 

以前タイムズスクエア周辺には、

もの凄い数の鳩がいた。

数百羽の鳩が街角や広場に屯し、

大型トラックや消防車が近くを走り過ぎるたびに

一斉に上空へ飛び立つ。

 

それがあの場所の日常だった訳だけど、

ここ数年で激変。

幸か不幸か現在では「屯鳩」をほぼ見かけなくなった。

 

 

(↑:最近のタイムズスクエア付近)

 

 

鳩が激減した一番の理由は、

近年進められてきた再開発の影響で

彼らが屯する場所が少なくなったから。

まあ、それはそれで街の

衛生環境からすれば良いことに違いない。

鳩のフン…かなり問題だったから。

 

鳩といえば今年2月、

マディソン・スクエア公園で

全身「ピンク色」の鳩が保護されて話題になった。

地元の動物保護団体は

「人為的にピンク色に染められたもの」だとして、

「人間の赤ちゃんの性別お披露目パーティで

小道具として使用されたのでは…」と推測した。

 

この鳩はその色にちなんで

「フラミンゴ」と名付けられ

体調管理がなされたが数日後に死亡した。

保護された後も香水のような匂いが取れず、

嘔吐を繰り返すなど重体だったそう。 

 

これ、全くもってひどい話。

 

一方、昨日(11日)目にした記事。

【傷ついた迷い鳩 介抱2ヶ月で回復 飼い主の元に!】(毎日)

福岡県に住む高齢女性が、

傷ついた迷い鳩(レース鳩らしい)を保護。
2ヶ月にわたる献身的な介抱により

元気を取り戻した鳩は無事、

熊本県の飼い主の元に戻ったそう。

 

生きものに対するものの考え方が

人によってこうも違うものなのかと

改めて考えさせられた次第です。

 

動画後半はミッドタウンのアパートを二つ。

どちらも約30年前に私が住んでいたもので、

特に最初に登場する方(↓)は

1890年代に建てられたレンガ造りのもの。

 

(↑:2023年現在も健在!)

 

硬い岩盤の上に出来上がっている

マンハッタンだからこそですね。

大きな地震の多い日本では、

とてもじゃないけど考えられない。

 

ちなみに、このレンガ造りのアパートは

現在も現役です。

室内の床が、

ほんの少しだけ斜めってるようですが…。