白熱したセミファイナも終わり、いよいよメインイベントの試合…



アントニオ猪木さんの試合です!



あのイノキボンバイエのテーマにのって、念願のイノキコールを送れるんだ~!



ヤッターー―!



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そう思うと胸の鼓動がまたもや高鳴ってきました。



もうバクバク!



  D君 『マシン!大きな声でイノキコールいくぜ!』



  マシン君 『あたりまえだのニールキックたい!声枯れても吠え続けてやるったい!!』



会場内も今か今かと猪木さんの入場を待っています。



その時でした!



青コーナー側の対戦者ヴゥウガン選手が、テーマも鳴ってないのに駆け足でリングに入場してきたのです。



  『アレ!? テーマ曲は!?』



なんて考えたその時、D君が叫びました。



  『おい!マシン!猪木が走って入場してきよった!』



そんな馬鹿な!?



なんと



二人の選手はテーマ曲なしでリングに入場したのです!



それも走って…



理解不能でフリーズしてるボクに、親友のD君は解りやすく状況を説明してくれました。



  D君 『マシン……今日は全国テレビ生中継やったんだ。セミに時間食ってしまい、メインの入場をカットしたんだ…』


  マシン 『そそんなぁ~…じゃテレビでは【がまかつ】のCMの時に入場してきたって事!? 』



  D君 『……いや、あの時間帯なら【黄桜酒造】じゃなかったか!?』



  マシン 『……あの♪カッパッパ~♪ルンパッパ~か……そ、そうか…』



ホントに中継時間がなかったのか、試合の方も3分前後で強引な延髄切りからの体固めで猪木の勝利でした。



ボクの人生初のプロレス観戦は、これで終わりました……



う~~~ん…





でも
消して裏切られたとか、


金返せとか



そんな事は思っていません…



何故なら…



これが昭和のプロレスだからです!



このあとに続く戦いで



会場が、



日本中が、



大爆発する序曲を見せられたと思えばいいんです。



昭和プロレス万~歳!



ビバ!

イノキイズム!!
















……でも、やっぱ悔しいッス