第5章 ~ ソフィアのヒーリング ~ | ボディーワーカー小笠原和葉オフィシャルブログ

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ココロとカラダに安心を再教育していく『プレゼンス・ブレイクスルー・メソッド』を主宰、また横浜市都筑区、緑と光があふれるボディーワークスペース『BodySanctury(ボディ・サンクチュアリ)』でクラニオをベースとしたオリジナルのボディーワークを施術しています。

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2004-01-05



ソフィアが部屋に入ってきたとき、実はびびっていた。
だって人に聞く「ソフィアのヒーリングマッサージ」はなんだかすごいのだ。

痛くてずっと泣いてた、狂ったようにずっと笑ってた、
踏まれた、口の中に手を入れられて舌をつかまれた・・・・などなど。

南国なので窓開けっ放しの近くのヴィラからは、
マッサージを受けている人々の叫び声やら
笑い声が聞こえてくる。

しかし中には「別になんでもなかった」という人もいたりして、
いったいなんなんだあーー!!

私はてっきり具合をよくしてくれるもんだと思っていたし、
予約をねじ込んでいただいたそうなのでありがたくお受けすることにしただけなのに。

どうしよう。いまさら「やっぱり間に合ってます」とは言えないよなあ・・・。


そんな心配をよそに、通訳のRさんを伴って部屋に入ってきたソフィアは、
ベットでぐだっとなっている私にちょっと苦笑しつつも
とってもやさしそうな柔らかな微笑をたたえている。

そしてのびちゃんが使っているほうの大きいベットに横たわった私の枕元に座り
開口一番「小さいころからの怒りがたまっているわね」。

え、怒り?ちいさいころ?・・・なにも思い出さず。

昨日からのことをかいつまんで話すと
「それはtransformationだから心配ない。とてもいいことなのよ。
すばらしい。きっかけをくれたタロットの先生に感謝しなきゃね。」
と喜んでおられる。

そして私が見た黒い影については「それはあなた自身の怒りだ」と。

体のあちこちを揉みつつも時折「ティーンのころの怒りがたまっている」などと、
どうやらとにかく私は「怒り」なんだな。

ちなみにソフィアのマッサージはいわゆる普通の「揉み」ではなく、
体の中の何かを「探る」という感じだ。
「病み上がりなのでお手柔らかに」と引きつった笑顔でお願いしたおかげか、
泣くほど痛いということはなかったが、
やはり場所によっては痛かったりくすぐったかったりでそのたびに
「あいたたた」「うひひひひ」を繰り返す。

人によっては、押された場所によっていろいろな過去の体験を
写真のようにありありと思い出したりとか、抑圧した感情が噴出したりするようだが
わたしはぼんやりと「怒りといえばあれだな」と思い起こす程度で、
底から湧き上がってくる、
という感じとは違った。

(ただしその「思い当たる怒り経験」は現実の体験としては結構
その当時の私にはシビアで、その心理的後遺症は長期にわたった物だった。)

よって、思い出すことはあっても「何も思い出しません」と白を切りとおす。
ところで、ソフィアは体のあちこちをもみながらさかんにあくびをしている。

あ!これ知ってる!何かで読んだことがあったのだ。

ヒーラーとか除霊師(?)とかが、被験者の体の悪いところをあくびやゲップなどで出すという話を。これがそうなのか!

何をとってくださっていたのかは分からないけれど、ひとつ興味深いことがあった。

始まる前、私の体に残っていた症状は「食欲不振」と「だるさ」。

熱は下がって元気は出ていたものの、内臓は何かを詰め込まれたように重くて、
摂取できるのはラッシー止まりという状況。

そんな状況でソフィアがおなかを揉んでいると突然「がーっ!」というおかしな声を上げた。

通訳のRさんの説明によると
「腸に何かすごく悪いものがたまっていたのを、今ソフィアがゲップみたいので出してくれたの」
ふうん・・・と思っていると、とたんにお腹が空いてきた。

相変わらずあちこちを揉みつつ「いやな思いを全部吐き出すイメージで呼吸して」とやさしく語りかけるソフィアに、わたしは
「お腹空きました」「何も思い出さない」を繰り返していた。

すると突然「あなたのお友達のことを教えてちょうだい」。友達のこと??
聞かれるままに、私はある友達のことを話した。

彼女がどんなときどんな風に助けてくれたか、彼女とのつながり、彼女の家族のこと・・・。
いろいろ話しているうちに、
私の思い当たる「怒り」と彼女が過去に抱えていたであろう「怒り」が
まったく同じものであることに気付いてついぽろっと
「いや実は私も怒りといえば・・・」と
話してしまった。

それを聞いたソフィアは「もう過去のことは全部手放すように。怒りも悲しみも全部」。
「一番すばらしいのは愛。怒りはすべて宇宙に手放して、
替わりにあなたの愛をすべてのひとたちに注いであげなさい」
と、静かな声でいうのだった。

その後いただいた解説によると、ソフィアのヒーリングとは

"今までなかなか向き合えなかった問題、痛み、自分では意識すらせずに中に溜め蓋
をしていた感情、それらが体、骨、そして細胞のひとつひとつに記憶されブロックと
なりエネルギーの流れを滞らせてしまうのです。そのひとつひとつを彼女が取り除い
てくれます。"

ね、なんだかわからないでしょ?(笑)

でも。しかし。

今となっては「そうそう実にそんな感じ」。

ソフィアの「全部手放して」を聞いて以降、なんだか体の中の(頭の中の?)
つかえが取れたように
毎日がふわふわと楽ちん。
そして帰ってきてからいろいろなシーンで「今までいかに怒っていたか」
を痛感したのだった。(このあたりは次回以降でまた詳しく書きます)

とにかく「痛いのだけはいやだ」とおびえていた私だが、痛いどころが途中からすっかり
ふわーっと気持ちよくなってしまい、微笑が絶えず、という状況が最後までつづいた。

気持ちよさも、催眠にかかっているような「あの世的」なものではなく、現実的な、
とにかく深い幸福感とリラックス。

最後のほうで「高い山に登ったところをイメージして」「何が見えるか」といわれたとき、
ふいに、アトピーがなおってつるんとした自分の背中がありありとイメージされた。

今思うとタロットで聞いたことがすべてにわたってやたら鮮明に記憶しているのに比べて
このあたりの記憶はあいまいだ。

催眠状態では断じてない、と思うのだが、かなりリラックスの境地だったのでお話も
集中して聞いていなかったのかもしれない。

ただ、ソフィアが語っているのを聞いているうちに気持ちよさが抑えられなくなって、
にこーっと微笑みかけてしまったことはよく覚えている。
「今の私の笑顔、赤ちゃんみたいだっただろうな」と思ったことも。

終わってからもしばらく話さないでじっと休んでいてね、
とベットに横たわったままの私を残して
静かにソフィアは帰っていった。

強くもまれたわけでもないのに、手足がびりびりとしびれている。

休んでね、といわれてもそのころにはもうお腹が空いてたまらなかったのと、
とにかくうれしくてうずうずしていたので、痺れが取れると早々に外に出た。

思いっきり深呼吸をして伸びをする。

ひゃー、きもちいいー!!

それにしても、と今になって思う。
なぜソフィアはあの時「友達のこと」を聞きたがったのだろう??



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