混んでいた！
だが、楽しかった～。
広い空、
深い森。
やっぱり人間は動物だから、頭をオフにして自然の中に放り込まれる日を
たまに持たないと、どんどん頭でっかちになっちゃいます。
良いリフレッシュでした
ところで遠出をすると、毎度カーナビのお世話になる訳ですが
この度車を買い替えたのに伴ってカーナビも新しくなったら
やっぱり進化しててびっくり。
曲がったとたん、
「700m先、○○交差点を、左です」「次の○○交差点を、左です」「左です」とまあ細かくタイミングを合わせて、絶対間違えないように
誘導してくれますよ。
こういうとき、わたくしはジーンとしてしまいます。
人工衛星に見守られている・・・こんなにも細かく・・
カーナビが使用しているGPSというシステムは、
スペースシャトルより遥かに高い高度に飛ばした人工衛星からの信号を
使っている訳ですが、
一体どんだけの計算をしたらこの細やかな指示を、走行中の車に出せるのでしょうか！
SEだったし、その前は宇宙物理の研究職で望遠鏡からの信号の処理とか補正式を
作ったりしていたので、あれこれ細かく想像できて気が遠くなります。
例えば、
わたしがオーストラリアでブラックホールなんかの観測をしていたとき、
望遠鏡でとらえた星の信号を「これはあの星から出た光です」
と特定するまでに、
地球がまんまるでない事の補正とか、
地軸の傾きの補正とか、
そのぶれの補正とか、
潮の満ち引きによる影響の補正とか、
ありとあらゆる細かい補正をしないといけなくて
（さらに観測機器の雑音の除去とかもう死ぬ程ある）
「宇宙物理の現場ではこんな事をしていたのか！（全然ロマンチックじゃない！）」と
驚いたものですが、
カーナビなんてそれより遥かに正確性が求められますよね。
だって、あれだけの高度から、このちっこい車がちょびっと進んだのを追って
ジャストタイミングで
「はいそこ左っ！」
って教えてあげないといけないんだから。
どんだけの角度分解能なのでしょう。
そうそう、人工衛星は秒速3.8km位の猛スピードで進んでいるので
相対論による時間の遅れの補正も入っているのだよ～かっこいいねー
早く進むと時間は遅れるんだよ～
そんなわけで、高尾山までの往復の道すがらずっと私たちを追い続けて
計算し続けてくれたカーナビのシステムよありがとう！！
自宅が近づいて「案内終了」を押すたびに
えも言えぬ感謝と感動で胸いっぱいになる理系ボディーワーカーでした。
多分こんな話もする、かも
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