あかりが灯る太秦の蚕の社
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秋はすぐ日が暮れてしまいますね。
その分、夜が長くてそれはそれで面白いのですが・・・
ここ太秦(うずまさ)の木嶋神社(このしまじんじゃ)では
まだ午後5時にもならないうちからあかりが灯っていました。
社殿が林の中にあるため、もともと暗いのですが、
そんな中であかりが灯ると、より幻想的な雰囲気を感じます。
社殿の造りも珍しく、提灯にも屋根がついています。
この神社は、平安遷都前の京都西南部を支配していた
渡来人の秦氏にゆかりが深い神社で、飛鳥時代にはあったとされています。
織物の神様を祭った摂社があることから
一般には、蚕の社(かいこのやしろ)と呼ばれています。
なお、東映の映画村でも有名なここ太秦は、秦氏の本拠地であり、
「太秦」という地名も「秦」氏の本拠地(「太」)を意味するという説があります。
詳しくはまた別の機会に紹介したいと思います。