京都の人が絶対にしない行動
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旧皇居である京都御所の四方は、美しい外壁で囲まれています。
そしてその外壁の前には幅の狭い堀があって、通常は水が流れています。
この長~く連なる外壁と流水を見ているとホントに心が和んでしまいます。
さて、こういった状況のもとでは
この堀をまたいで何の気なしに向こう側にわたりたくなるのが人情です。
ところが、京都の人は絶対にそれだけはしないんです!
なぜかといいますと、
もしもここをまたいだ場合、
センサーが作動して恐ろしい大音響のブザーが鳴ると同時に
「みんなの文化財です。大切にしましょう」
というアナウンスが流れて叱られるからです(笑)。
そして、警備をしているお巡りさんの冷たい視線と
この長~い通りを歩いているすべての人たちの
視線を一身に浴びることになります。
もう、完膚なまでに心が叩きのめされてしまうんですよ(笑)。
↓こちらがそのセンサーです。
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このセンサーはかなりセンシティブで
堀をまたがないまでも体がちょっと壁に近づこうものなら
有無を言わさず鳴ってくれちゃいます(笑)。
ですから、京都の人たちはこの外壁や堀から十分に距離をとって歩き、
けっして3m以内に近づくことはありません。
ただこのセンサーのおかげでいつも御所の外壁はとってもきれいなんです!
例えば、この壁の真ん中には張り紙がしてあって
「落書きをしないで下さい」と書いてありますが、はっきり言ってこの張り紙はまったく必要ないです。
誰も壁に近づこうなんてつゆほども思いません(笑)。
というわけで、この警報を鳴らすのは
この警報システムの存在とその怖さを知らない観光客の方が主となります。
京都御所に観光に行かれる方はくれぐれもお気を付けください。
警報が鳴ると心と体に悪いです(笑)。
ちなみに、
そういう私も二度ほど鳴らしてしまった経験があるんですけどね(笑)。